2014-01-01から1年間の記事一覧

7月22日、ABC「キャスト」のウナギコーナー

今日から梅干しの土用干しを始めたのですが、土用といえばあれです。そう、あれ。 ABC朝日放送の夕方のニュース番組、「キャスト」が7月22日(火)にウナギをとりあげていました。9分ほどのミニ特集です。 全体の流れは…… ・「元気が出る」「おいしい」とい…

大崎事件は再審に至らず

朝日新聞DIGITAL 2014年7月16日 元介護福祉士に無罪判決 施設放火・殺人巡り 広島地裁 広島市東区の高齢者施設で2012年12月、入居者の女性(当時85)が布団に火をつけられ焼死した事件で、広島地裁の裁判員裁判は16日の判決で、施設の元介護福祉士…

野田事件、再審請求へ

朝日新聞DIGITAL 2014年7月15日 「弁護団「証拠品は別物」 野田の女児殺人再審請求」 1979年に野田市で小学校1年の女児(当時6)が殺害されるなどした事件で、殺人罪などで懲役12年が確定して服役、出所した大阪府在住の青山正さん(66)が14日…

放送予定

7月12日(土) 13:00〜14:00 NHK Eテレ こころの時代〜宗教・人生〜「海鳴りの果てに〜言葉・祈り・死者たち〜」 詩人・金時鐘(キム・シジョン)さん85歳。日本の植民地下にあったチェジュ島で終戦。自らの意識を形づくった日本語にこだわり、詩と“在日”を…

舞鶴女子殺害、無罪が確定

08年に発生、09年に起訴が行われた舞鶴市の女子高生殺害事件で、昨日最高裁が検察の上告を棄却、被告人の無罪が確定しました。 なにぶんまだ記憶に新しい事件ですので「(虚偽)自白の研究」という関心からのみとりあげるのはためらわれるため、無罪を言い渡…

見事な骨抜きっぷり

47NEWS 2014/07/09 「冤罪の懸念残し法制化へ、法制審 捜査・公判改革案を了承」 捜査と公判の改革を議論する法制審議会(法相の諮問機関)の特別部会が9日開かれ、法制化のたたき台となる法務省の最終案を了承した。取り調べ全過程の録音・録画(可視化)…

旧態依然の聴取は犯罪への加担

(自白が争点となった裁判ではありませんが、捜査段階の供述の信用性が争われた事件なので「自白の研究」タグを用いています。) 毎日新聞 2014年07月04日 強制わいせつ:「女児供述は誘導」と無罪判決…東京地裁 女児への強制わいせつ罪に問われた元小学校教…

『アクト・オブ・キリング』、『チスル』(追記あり)

「反共」を動機とする虐殺を題材とした映画を2本。 『アクト・オブ・キリング』 The Act of Killing (監督:ジョシュア・オッペンハイマー他、出演:アンワル・コンゴほか、2012年、デンマーク・ノルウェイ・イギリス) 極力予備知識を仕入れずに観に行った…

松本サリン事件20年、MBS「報道特集」

(自白の有無を問わず、冤罪事件、冤罪疑惑事件、冤罪未遂事件一般を「自白の研究」タグでまとめております。) 48年前の今日、袴田事件(味噌会社専務宅強盗殺人事件)が発生しましたが、数日前の6月27日は松本サリン事件から20年目の日でした。テレビでも…

法務省、司法取引制度の導入を論議

法制審議会の特別部会が司法取引の導入に向けた議論をしている、という報道が先日ありましたが、こちらの解説記事によればアメリカの制度・慣行とは大きく違った部分もあるようです。 司法取引が組織犯罪や企業犯罪の追及に効果を発揮しうることは確かなので…

日本は今年も Tier2

アメリカ国務省が人身売買に関するレポートを発表しました。 東京新聞 TOKYO Web 2014年6月21日 「外国人技能実習「強制労働の温床」 米報告書 JK散歩は人身売買」 報告書は百八十八カ国・地域の状況を分析。日本は「人身売買に関する最低限の基準を満たし…

『ワールズ・エンド』『グランド・ブダペスト・ホテル』

『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』 The World's End (監督:エドガー・ライト、出演:サイモン・ペグ、ニック・フロストほか、2013年イギリス) 『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ホット・ファズ』を足して2で割って、『ステップフォード・…

せめてゼニ勘定のことくらい真剣に考えたらどうか

先日はブラジルでの児童買春指南まがいの記事を掲載して話題になった msn産経ニュースですが、こちらもいい勝負のゲスさです。 msn産経ニュース 2014.6.2 「性的少数者」に押し切られた任天堂 「トモダチ・ライフ」の次回作で同性婚にも対応 見出しの「押し…

記者の微罪逮捕を狙う警察

昨日の『朝日新聞』朝刊「ザ・コラム」欄で、かつて志布志事件を取材し記事にしていた大久保真紀編集委員が当時を振り返っているのだが、これがなかなか衝撃的な内容。無罪判決が出る前の06年11月に、鹿児島県版で冤罪の可能性を指摘する連載をした直後のこ…

1991年12月

最近は「慰安婦」問題に関するエントリを書くために1991〜1993年あたりの新聞の縮刷版をちょくちょくあたっております。今日は91年12月の『読売新聞』縮刷版を手にとって、閲覧席でぱっと開いたところにあったのが足利事件で被疑者(菅野さん)が逮捕された…

『ショーン・オブ・ザ・デッド』

尼崎の塚口サンサン劇場で、『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』の前売りを買うと*1『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ホット・ファズ』のブルーレイ上映をただで観ることができる、というキャンペーンをやっていたので、日本では劇場公開されなか…

ウナギ・ジェノサイド2014(追記あり)

msn産経ニュース 2014.5.22 「外食チェーンでうな丼シーズン開幕 くら寿司は“過去最高”の「特上」を税別980円で」 今年はシラスウナギが「豊漁」、などというたわけた報道も見られますが、記録的不漁だった過去3年間の稚魚が成魚になって産卵期を迎える頃…

「犯人になる」心理

朝日新聞デジタル 2014年5月17日 「冤罪が作られる様子、克明に 綴方連盟事件のメモ初公開」 「自分の考えをそのまま作文に表現すればいい」。1940〜41年、そう指導したとして小学校教員ら50人以上が治安維持法違反に問われ、三浦綾子の小説「銃口」…

東京新聞 2014年5月15日 「トイレにも行けない」「奴隷扱い」 福島第一また違法労働 関係者の話を総合すると、少なくとも今年一〜二月、溶接型タンクの増設作業で、作業員らに十時間超の違法労働をさせていたとされる。長いケースでは福島第一に十三時間半も…

「どっちもどっち」って「はてサ」がもう何年も批判してきたこと

2008年1月の段階で「どっちもどっち」への批判記事、「自称中立」への言及が確認できます。後者には「たびたび書いている「自称中立」の問題」と書いてあるんで、コメント欄を探せばもっと以前のが見つかるのでしょう。ちなみにさるとらさんによる「妖怪どっ…

『嘆きのピエタ』ほか

『サマリア』あたりまでは観ていたものの『うつせみ』『弓』はDVDを買ったきりちゃんと観ていなかったキム・ギドク。多作なのもあってちょっと飽きちゃって。というわけで久しぶりに2本、レンタルで借りて観た。 『絶対の愛』 시간 (出演:ハ・ジョンウ他、…

驚くのが10年遅いですよ

育鵬社の公民の教科書にインテリジェント・デザイン説が登場、ってことが話題になってますので、旧ブログの記事をサルベージしてみました。 http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20050928/p1 http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20051019/p1 http://d.h…

ここまでのタイガース

開幕直後は投手陣が打たれまくって「どうなることやら」と思わされましたが、徐々に「平均への回帰」がすすんで、まあ実力に相応の成績になってきました。他方、打線の方は西岡のリタイアというアクシデントにもかかわらず期待以上の出来。貧打のせいでイラ…

恵庭女子社員殺人事件、再審請求棄却

(自白のない事件ですが、便宜上「自白の研究」タグを用いています) 争点の一つであったアリバイの正否について、裁判所は次のような判断を下したと報じられています。 弁護団は、現場近くの主婦の目撃情報などから11時15分以降と主張。受刑者は11時…

シャラップ上田はこの国にふさわしい代表だった!

捜査当局による証拠の捏造を示唆した静岡地裁の決定と袴田巌さんの釈放からまだ一ヶ月もたっていないわけですが、すでにこの社会のマジョリティは事件報道(それも公安事件の)を鵜呑みにする“日常”に立ち戻っているようです。それにしても、この国の警察が…

スティーヴ・ブシェミの生物学に対する貢献

ニール・シュービンの『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト―最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)という本を読んでいたら、思いもよらずスティーヴ・ブシェミの名前が。カイメンをふるいにかけてバラバラの細胞にして…

いろいろ

もう一ヶ月くらい前のことになっちゃいましたが……。『新しき世界』みてきました。 http://www.atarashikisekai.ayapro.ne.jp/ 出かけた日がたまたま男性1,000円デーということで、元がとれてオツリもくる出来映えでしたが、もう少し尺が短ければより楽しかっ…

姫路郵便局強盗事件も再審請求却下

袴田事件での再審開始決定のインパクトにかき消された恰好になっていますが、名張毒ぶどう酒事件、北陵クリニック筋弛緩剤事件、飯塚事件に続いて姫路の郵便局強盗事件でも再審請求が認められませんでした。 MBS NEWS 2014年04月03日 「姫路の郵便局強盗 ナ…

「反省」の呪縛

YOMIURI ONLINE 2014年04月01日 「袴田事件即時抗告 5点の衣類再鑑定請求へ」 「予想外だった。まさかと思った」。袴田元被告を取り調べた80歳代の男性は27日夕、東京拘置所を歩いて出る袴田元被告のテレビの映像にくぎ付けになった。 ぽろぽろと涙を流…

飯塚事件も再審請求却下

(自白のない事件ですが、便宜上「自白の研究」タグを用います) すでに皆さんご存知の通り、北陵クリニック筋弛緩剤事件に続いて飯塚事件も再審請求が却下されました。 死刑執行後に再審開始決定されれば初めてとなるため判断が注目されたが認められず、弁…