自白の研究

名張毒ぶどう酒事件で証拠の再鑑定に許可

金曜日 -日本経済新聞 2020年9月11日 名古屋高裁が再鑑定許可 名張毒ぶどう酒事件(アーカイブ) 三重県名張市で1961年、懇親会でぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡するなどした名張毒ぶどう酒事件の第10次再審請求の異議審で、名古屋高裁が、ぶどう酒の王冠と…

松橋事件で国賠訴訟提起

月曜日 昨年再審無罪が確定した松橋事件の冤罪被害者が国と熊本県を相手どり国家賠償訴訟を提起した、とのニュースです。 -朝日新聞DIGITAL 2020年9月17日 「松橋事件」で再審無罪確定の男性、国と熊本県を提訴(アーカイブ) この事件でも、自白によれば犯…

鹿児島地検検事正が妄言

金曜日 -NHK NEWS WEB 2020年9月16日 「新検事正が大崎事件に異例の言及」(アーカイブ) 鹿児島地検に着任した検事正が記者会見で大崎事件をめぐる報道に言及した、というニュースです。 内藤検事正は「第3次請求についてはよく知っており、請求を棄却した…

「雪冤」「わたしはやっていない 村木厚子 無罪までの454日」

金曜日 -NHK Eテレ 2020年7月18日 ETV特集「雪冤〜ひで子と早智子の歳月〜」 ディレクターは『獄友』の金聖雄監督。『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』では石川一雄さんと早智子さんの戦いを、『袴田巖 夢の間の世の中』では袴田秀子さんと巌さんの戦いを…

「術後わいせつ」事件で有罪判決(追記あり)

金曜日 本件は「自白」のある事件ではありませんが、否認事件の裁判を扱っているという理由で「自白の研究」タグを用いています。 -日経メディカル 2020年月16日 乳腺外科医の控訴審有罪判決、中川会長「体が震えるほどの怒り」 この裁判についてはとりたて…

再審制度の不備、また顕わに

金曜日 -京都新聞 2020年6月18日 再審棄却の裁判長、高裁抗告審の裁判長に 日野町事件、弁護側「公正さ欠く」 日野町事件の第二次再審請求即時抗告審の裁判長が、第一次再審請求時に大津地裁裁判長として請求棄却の決定を下した裁判官になった、というニュー…

名張毒ぶどう酒事件で新たに証拠開示

金曜日 -FNNプライムオンライン(東海テレビ) 2020年6月5日 “名張毒ぶどう酒事件”で15年ぶり新証拠開示…住民の供述調書9通 弁護団「再審請求の重要な材料」 現場にいた住民の事件直後の供述調書が新たに証拠開示された、との報道です。 その中でぶどう酒の…

大崎事件に関するオンライントークイベント(6月3日)

日曜日 新型コロナ感染症対策で市民運動もオンラインイベントへの対応を模索しています。そうした試みの一つが告知されていましたのでこちらでも紹介させていただきます。 6月3日(水)夜9時からはオンライントーク特別編!弁護団事務局長の鴨志田祐美弁護士…

京都新聞:「<再審巡る法改正>整備遅れ、正義に反する」

水曜日 湖東記念病院事件の再審無罪判決を受けて、京都新聞が司法改革についての意見記事を掲載しています。論点は2つ、証拠開示と検察の抗告です。これは大崎事件弁護団の鴨志田弁護士などがかねてから主張してきたことですが、この記事では日野町事件を引…

大崎事件でクラウドファンディング開始

火曜日 大崎事件・第4次再審請求のためのクラウドファンディングが始まったとのことです。 【大崎事件クラウドファンディング】映画監督の周防正行さんが呼びかけ人となって大崎事件の弁護活動を支援するクラウドファンディングが本日始動しました!第4次再…

『殺人の追憶』と虚偽自白

水曜日 ポン・ジュノ&ソン・ガンホの名コンビによる『パラサイト』がオスカー四冠獲得ということで、記念に。 ポン・ジュノ監督の出世作であるこの映画では、取り調べの様子が詳しく描かれる被疑者が三人登場し、そのうち二人が“虚偽自白”をします。 二人目…

問題点を理解しない誤認逮捕報道

火曜日 どの記事も似たりよったり(警察発表垂れ流しなのでしょう)なので、記事が消えない産経で代表させます。 -産経新聞 202年2月8日 「公然わいせつ容疑、男子大学生を誤認逮捕 警視庁」 (……)緊急配備中の同署員が近くで背丈や服装などが目撃証言と似…

関テレ「報道ランナー」で湖東記念病院事件特集

金曜日 関西テレビの夕方のニュース番組「報道ランナー」で湖東記念病院事件の再審がとりあげられることに番組表を見ていて気づきましたので、録画してみました。約16分の特集です。 これまで私が見てきた報道や番組にはなかった(私にとって)新しい情報と…

「ガラパゴスと評されている」ことは認識できても「ガラパゴスである」ことが認識できなくなっている……

火曜日 -毎日新聞 2020年1月22日 「大津園児死傷 地裁、被告の保釈取り消し 論告求刑やり直しの見通し」 このニュースにはさすがに驚きました。「起訴内容を争う」とはいっても事故を起こしたこと自体を否認しているのではなく、先行する報道によれば事故に…

牧野雅子氏インタビュー記事

日曜日 -弁護士ドットコムニュース 2019年12月24日 出口絢「痴漢冤罪の責任は、女性にあるのか? まず目を向けるべきは「ずさんな捜査」の問題だ」 『刑事司法とジェンダー』(インパクト出版会)の著者で先日『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』(…

裁判所が虚偽自白の可能性を認定

木曜日 -日経新聞 2019年11月26日 覚醒剤使用、女性に無罪 高裁「虚偽自白の可能性」 判決理由で岩倉裁判長は、一審の弁護人に言われた虚偽の内容を書き留めて覚えた上で、自白をしたとする被告の公判供述を検討。自白に沿う内容とともに「覚える」と書かれ…

大崎事件、第4次再審請求へ

金曜日 -朝日新聞DIGITAL 2019年11月21日 「大崎事件、年度内に第4次再審請求へ 弁護団が会見」 記事から判断するかぎり、原口アヤ子さんの健康状態を考慮してとにかく一刻も早く再審請求を行うことを第一に考えた選択のようです。見つかるかどうかわからな…

ローマ教皇、袴田さんを招待?

木曜日 -読売新聞 2019年11月16日 「ローマ法王のミサ、袴田元被告を招待…死刑廃止訴える狙い」 終末に来日するローマ教皇フランシスコ一世が袴田巌さんをミサに招待していることをバチカンの報道官が明らかにした、というニュースです。カトリック教徒にな…

趙誠峰弁護士インタビュー

水曜日 自分自身も冤罪被害者である弁護士を主人公にしたドラマシリーズ『プルーブン・イノセント 冤罪弁護士』のキャンペーン記事で、趙誠峰弁護士がインタビューを受けていました。 -THE RIVER 2019年10月31日 「冤罪はなぜ起こる、弁護士に訊いた無実の闘…

「フレンチに遅れる」……

水曜日 今年の4月に池袋で起きた乗用車暴走・死傷事件について被疑者が「予約していたフレンチに遅れそうだった」と供述している……という報道が出てきましたね。 この事件、被疑者のプロフィールゆえにさまざまな憶測を呼んできました。ただ今回、世論の反感…

「裁かれる正義」

水曜日 今週は冤罪に関する番組が二つ、地上波テレビで放送されました。一つは NHK 総合「逆転人生」の11月11日放送回。こちらはまだ途中までしか見ていないのでまた改めて。もう一つはこちらです。 -関西テレビ 2019年11月11日深夜(12日未明) ザ・ドキュ…

「えん罪漂流記」放送からまもなく……(追記あり)

金曜日 さる10月27日に滋賀湖東記念病院事件をとりあげた「えん罪漂流記〜元看護助手が失った16年〜」が放送されました。放送の直前に検察が再審での有罪立証を断念する方針との報道があり、急遽再編集したことが伺える内容でした。 ところが放送からおよそ1…

結局、有罪立証放棄……

金曜日 -京都新聞 2019年10月24日 「殺人罪で12年服役の元看護助手、再審無罪へ 検察が有罪立証を断念、滋賀・湖東病院事件」 弁護団によると、書面では、確定判決で有罪の証拠になった「故意にチューブを外した」などとする西山さんの自白調書について、再…

静岡県警警察官の偽証

土曜日 -静岡新聞 2019年8月30日 「「証人の警部補が偽証」 弁護士が静岡地検に告発」 警部補は同事件の捜査を担当。公判の証人尋問で、2018年5月に別の男を逮捕した際「被告に覚醒剤を注射された」との供述を得て捜査を始めたと述べたが、開示証拠には…

門野博弁護士インタビュー

木曜日 -西日本新聞 2019年8月20日 「近隣住民証言うのみ「誤り」 大崎事件再審取り消し 元東京高裁判事・門野博氏に聞く」(アーカイブ) 元裁判官の門野弁護士は、東京高裁の判事時代に狭山事件の第三次再審請求審を担当し、検察に証拠開示を勧告したひと…

ETV特集で三鷹事件

月曜日 先日、三鷹事件の再審請求が退けられたという報道がありました。 -朝日新聞DIGITAL 2019年7月31日 「電車暴走「三鷹事件」 元死刑囚の再審認めず 東京高裁」 この朝日新聞の記事では言及されていませんが、産経ニュースの記事では唯一の直接的証拠で…

愛媛県警の自白強要を被害者が告発

土曜日 -産経ニュース 2019年8月13日 「愛媛・女子大生誤認逮捕 手記公開で分かったずさん捜査の中身」 公開された手記によれば取り調べの様子は次のようなものだったようです。 (前略) 取調官は、私が「本当の犯人を捕まえてください。こんなの何の解決に…

「再審漂流」

月曜日 -KKB鹿児島放送 2019年6月9日深夜 「再審漂流 証拠隠しとやまぬ抗告」 テレビ朝日系列の「テレメンタリー2019」枠で放送されたもの。大崎事件の再審請求における警察・検察の証拠隠しと、再審開始決定に対する検察の抗告をとりあげたもの。弁護団の鴨…

「裁判員裁判10年(仮)

水曜日 来る6月9日深夜(10日未明)、日テレ系列のNNNドキュメント'19が『裁判員制度10年」(仮題)を放送予定です。番組HPによれば、一審の死刑判決が控訴審で覆ったケースをとりあげるようです。 昨夕の読売テレビ「かんさい情報ネット ten.」でも予告を兼…

『法と民主主義』第536号、『精神医療』第93号

日曜日 -『法と民主主義』2019年2/3月合併号(第536号) 日本民主法律家協会刊の『法と民主主義』最新号が「特集★再審開始に向けた闘い──冤罪をただすために」という特集を組んでいます。大阪地裁・大阪高裁合同庁舎の書店で探してみても見当たらなかったの…