放送予定

  • 7月12日(土) 13:00〜14:00 NHK Eテレ こころの時代〜宗教・人生〜「海鳴りの果てに〜言葉・祈り・死者たち〜」

詩人・金時鐘(キム・シジョン)さん85歳。日本の植民地下にあったチェジュ島で終戦。自らの意識を形づくった日本語にこだわり、詩と“在日”を生きてきた思いを語る。


「新潟」「猪飼野詩集」「光州詩片」などの傑作詩を生み出してきた金時鐘さん。終戦で、日本語と母国の朝鮮語の間で揺れ動く。1948年、故郷で遭遇した「チェジュ(済州)島4・3事件」。島を逃れ、大阪生野区、旧猪飼野に渡る。そこでは、朝鮮特需の中、チェジュ島出身者が兵器の下請けで生きのびた。“自分の中に巣くう日本語に報復する”思いで、詩を書き続けてきた金時鐘さんが、現代人に心のありようを問う人生を語る。
(http://www4.nhk.or.jp/kokoro/2/)

  • 7月14日

 1:00〜(13日深夜 25時〜) NNNドキュメント'14 陽炎 えん罪被害の闇

「もう疲れたから、自殺するところを撮影してください」メールの送り主は柳原浩さん(47)。富山えん罪事件の被害者だ。えん罪発覚後、地元で就職活動をしたが25社で不採用。3年前に故郷を捨て、生活保護を受けながら東京のアパートで1人暮らしをしている。厳しい取り調べがフラッシュバックするようになり心的外傷後ストレス障害と診断された。なぜ犯人にされたのか?自白を強要された取調官が国家賠償訴訟の証言台に立つ。独自に入手した捜査報告書などが、証拠のねつ造や自白偏重の警察捜査の危険性をあぶり出す。さらに獄中の真犯人から届いた手紙から、警察が柳原さんの無罪に気付いていた疑いが深まる。えん罪によって人生を狂わされた男。その絶望と希望を描く。
(http://www.ntv.co.jp/document/)