映画
土曜日 昨年1月に日本公開された『無垢なる証人』、ブログ内を検索したら2月に観に行って「劇場公開が終わったらなにか書こうと思います」と書いていましたが、その後新型コロナの蔓延が本格化してそれどころじゃなくなってたんですね。 klockworx-asia.com …
水曜日 ポン・ジュノ&ソン・ガンホの名コンビによる『パラサイト』がオスカー四冠獲得ということで、記念に。 ポン・ジュノ監督の出世作であるこの映画では、取り調べの様子が詳しく描かれる被疑者が三人登場し、そのうち二人が“虚偽自白”をします。 二人目…
『獄友』(監督:金聖雄、2018年) 公式サイトの「上映スケジュール」は地域別に整理されていないので探しづらいのですが、関西では4月7日から、十三の第七藝術劇場で上映されています。週ごとに上映スケジュールが変わりますのでご注意ください。 その他関…
『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』 The Eichmann Show (監督:ポール・アンドリュー・ウィリアムズ、出演:マーティン・フリーマンほか、2015年、イギリス) アドルフ・アイヒマンの裁判を撮影したクルーを題材にした映画。劇場公開時に見損なって…
『新感染 ファイナル・エクスプレス』 부산행 (監督:ヨン・サンホ、出演:コン・ユ、マ・ドンソクほか)、2016年、韓国 ゾンビとサスペンスものの舞台としてはポピュラーな特急列車との組み合わせ。監督は実写映画ではこれが第一作だそうだが、手堅くつく…
『極秘捜査』 극비수사 (監督:カク・キョンテク、出演:キム・ユンソク、ユ・ヘジンほか、2015年、韓国) iTune Store のレンタルで。実際に起こった誘拐事件を題材にしたとのこと。これの前に観た3本はいずれも監督デビュー作だったのに対し、こちらはベ…
この春は『お嬢さん』『哭声/コクソン』『アシュラ』(これはまだ観てないけど)とパワーのある韓国映画がそろっているので、この際だからと見逃していたやつを3つ。 『悪魔の倫理学』 분노의 윤리학 (監督:パク・ミョンナン、出演:イ・ジェフン、チョ…
『ファイ 悪魔に育てられた少年』 화이:괴물을 삼킨 아이 (監督:チャン・ジュナン、出演:キム・ユンソク、ヨ・ジングほか、2013年、韓国) キム・ユンソクつながりで、iTune Store でレンタルが安かったので。子どもが特殊工作員としての、あるいは犯罪…
『お嬢さん』 아가씨 (監督:パク・チャヌク、出演:キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウほか、2016年、韓国) 145分とかなりの長尺なのだがダレないのはさすが。変態だけどw 久しぶりに観たムン・ソリ(脇役で出てくる)の出演作がこれとは。 セリフの…
『弁護人』변호인(監督:ヤン・ユソク、出演:ソン・ガンホほか、2013年、韓国) 軍事政権時代の韓国における人権侵害事件を題材とした映画の場合、その軍事政権を支えた国の一つである日本の有権者としては、単純に娯楽として享受するのは難しいところがあ…
『我的特工爺爺(監督・主演:サモ・ハン、2016年、香港) 輸入盤のブルーレイで。露骨に『アジョシ』をパクりまくり。主人公には認知症の症状が現れており……という設定はオリジナルなのだが、その設定をびっくりするぐらい活かさないユルい脚本&演出。劇場…
『サウルの息子』公式サイト すいません、酔いました。カメラワークに特徴があることは聞いていましたが。乗り物酔いはしないのになぜかグラグラ揺れる映像には酔うんですよ。気分が悪くなると目をそらして視野の周辺でぼんやり観たり目を閉じたりで、しかも…
Mycroft: We don't defeat them. We most certainly lose to them. John: Why? Mycroft: Because they are right. And we are wrong. 『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』 Sherlock: The Abominable Bride (2016年、イギリス) 観たのは先週。正月に…
公式サイト 先行上映で観てきた。公開前なので感想は「タイトルバックでフィーチャーされるあれ、日本人が観ると笑っちゃうよな」とだけ。 007シリーズといえばかつてはPC的に正しくない映画の代名詞みたいなものだったわけだが、とりわけボンドがダニエル・…
The Monuments Men (2014) 現在、『ミケランジェロ・プロジェクト』の邦題で公開中だけど、日本公開直前に輸入盤BDで観た。美術品版の『プライベート・ライアン』。もちろん『プライベート・ライアン』みたいに血みどろではないが。まあまあ、というところか…
ここのところろくに映画も観ることができてなかったんですが。 『顔のないヒトラーたち』 『ルック・オブ・サイレンス』 前者の原題は »Im Labyrinth des Schweigens« (沈黙の迷宮の中で)なので、沈黙つながりの2本を見てきました。 『顔のないヒトラーた…
「反共」を動機とする虐殺を題材とした映画を2本。 『アクト・オブ・キリング』 The Act of Killing (監督:ジョシュア・オッペンハイマー他、出演:アンワル・コンゴほか、2012年、デンマーク・ノルウェイ・イギリス) 極力予備知識を仕入れずに観に行った…
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』 The World's End (監督:エドガー・ライト、出演:サイモン・ペグ、ニック・フロストほか、2013年イギリス) 『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ホット・ファズ』を足して2で割って、『ステップフォード・…
尼崎の塚口サンサン劇場で、『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』の前売りを買うと*1『ショーン・オブ・ザ・デッド』と『ホット・ファズ』のブルーレイ上映をただで観ることができる、というキャンペーンをやっていたので、日本では劇場公開されなか…
『サマリア』あたりまでは観ていたものの『うつせみ』『弓』はDVDを買ったきりちゃんと観ていなかったキム・ギドク。多作なのもあってちょっと飽きちゃって。というわけで久しぶりに2本、レンタルで借りて観た。 『絶対の愛』 시간 (出演:ハ・ジョンウ他、…
ニール・シュービンの『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト―最新科学が明らかにする人体進化35億年の旅』(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)という本を読んでいたら、思いもよらずスティーヴ・ブシェミの名前が。カイメンをふるいにかけてバラバラの細胞にして…
もう一ヶ月くらい前のことになっちゃいましたが……。『新しき世界』みてきました。 http://www.atarashikisekai.ayapro.ne.jp/ 出かけた日がたまたま男性1,000円デーということで、元がとれてオツリもくる出来映えでしたが、もう少し尺が短ければより楽しかっ…
『スノーピアサー』観てきました。アクチュアルであるだけに陳腐にもなりやすいモチーフを扱っているのでいろいろ不安だったのですが、ひと安心。ちなみに、原作の BD は例のアングレームで1985年に賞を獲ってるみたいですね。 『SHERLOCK』第3シーズンの北…
『ワールド・ウォーZ』 World War Z レイティング対策のため、金がかかっているのはわかるが薄味な絵。逆に言えばグロいのがダメな人にはよいかと。 WHO所属の研究者役で、どこかで見たような顔の役者が出ているなぁと思って調べてみたら、『es』の主人公の…
レンタルでまとめ観したのを手抜きモードで。 ・『遊星からの物体X ファーストコンタクト』 原題はオリジナルと同じで The Thing 。正体のわからないものを放置したまま酒なんて呑んじゃいけない、という教訓を学びました。 ・『バトルシップ』 劇場で予告編…
知り合いにリピーターがいたりツイッターのTL眺めてると熱い感想書いてる人がいたり、な『パシフィック・リム』。先週観に行ってきました。人並み程度に怪獣ものも巨大ロボものも見て育ってはいるんだけど、このジャンルにそれほど思い入れはないんですよね…
『セデック・バレ』 Seediq Bale (第一部:『太陽旗』、第二部:『虹の橋』、監督:ウェイ・ダーション、出演:リン・チンタイほか、2011年、台湾) 予想していた以上に、娯楽映画のフォーマットにしっかり落とし込まれていた。考えてみれば「虐げられてい…
TOKYO WEb 2013年3月8日 「米映画、昭和天皇の戦争責任問う 終戦直後の日本で」 【ロサンゼルス共同】終戦直後の日本を舞台に、昭和天皇の戦争責任をどう捉えるべきか、占領政策を担った連合国軍総司令部(GHQ)当局者らが明らかにしようとする様子を描い…
『神弓 KAMIYUMI』 최종병기 활 (監督:キム・ハンミン、出演:パク・ヘイルほか、2011年、韓国) 公開中に見逃したのでレンタルDVDで。主演がパク・ヘイルだし、韓国では大ヒットしたとのことだったのでけっこう期待していたのだが、ちと物足りない。まあ…
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。 年末年始は CATV の「AXN ミステリー」チャンネルで『刑事コロンボ』の一挙放送をやっているのでちょこちょこ見ているのですが、70年代につくられた旧シリーズ(このエントリを書いている…