野田事件、再審請求へ

 1979年に野田市で小学校1年の女児(当時6)が殺害されるなどした事件で、殺人罪などで懲役12年が確定して服役、出所した大阪府在住の青山正さん(66)が14日、千葉地裁松戸支部に再審を請求した。弁護団は主に三つの「新証拠」があるとし、「冤罪(えんざい)を明らかにしたい」と訴えた。

3つの「新証拠」のうちもっとも重要なのは、被害者のものとされたバッグの名札部分に関する画像解析結果。

 青山さんと弁護団は再審請求後、松戸市内で会見を開いた。会見などによると、裁判では、現場に残された女児のバッグから切り取られた名札部分が青山さんの定期入れから見つかったとされたことが、関与を裏付ける証拠になった。


 弁護団はこれと同型とするバッグを入手。当時、県警が報道機関向けに公開したバッグの写真と同じものかどうかをコンピューターで解析した。その結果、二つは別物で「別のバッグを捜査機関が調達し、名札部分を切り取って定期入れに入れた」と主張し、捜査機関が証拠をすり替えた可能性が高い、と訴えた。

この捏造疑惑は以前から指摘されていたものです。すでに袴田事件に関して裁判所が証拠捏造を強く示唆する判断を下しています。同じく証拠捏造が疑われている狭山事件ともども、裁判所の判断に注目です。
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