7月22日、ABC「キャスト」のウナギコーナー


今日から梅干しの土用干しを始めたのですが、土用といえばあれです。そう、あれ。
ABC朝日放送の夕方のニュース番組、「キャスト」が7月22日(火)にウナギをとりあげていました。9分ほどのミニ特集です。
全体の流れは……
・「元気が出る」「おいしい」といったウナギ店の客の反応。
・「暑〜い夏をのりきろう!!」というテーマの呈示。
・デパ地下のウナギ店紹介。大丸梅田店は今年も「うなぎパラダイス」と称する販促イベントをやるとのこと。「うなぎインフェルノ」の間違いやろ。「ファミリーで楽しめる」と称する三段重がジェンダー・バイアスだだ漏れなのもいや〜な感じ。
・栄養学者を登場させてウナギの「効用」。
・淀川の天然ウナギを出すというウナギ店の紹介。
・ウナギを部位ごとにわけて串焼きで出すというウナギ店の紹介。
・もちろん、どの店でも試食シーン付き。
・用意されたVTRの締めくくりは「今年の土曜の丑は7月29日、ウナギを食べて暑い夏をのりきりましょう」というナレーション。
・スタジオに戻るとレギュラー出演者のタレントが「食べたい! くやしい〜! (リポーター役のアナウンサーが)めっちゃおいしそうに食べてた!」と。「今日食べてきた」ばかりだけどまた食べたい、と。
・デパ地下や串焼きの試みについて「ぜひいろんな年代の方に楽しんでいただきたいという思い」だ、と。
・そして来ました! 「今年、稚魚も豊富に捕れまして、これからますます値段が安くなる可能性もありますので。今年の夏、暑いとも言われてます。長〜くウナギが楽しめる夏になりそうなんです。」ですと! ギ〜ルティ〜!! ド有罪! 今年の夏に「長〜く」ウナギを楽しんだ代償として、人類が「長〜く」ウナギとつきあう可能性は閉ざされてしまうわけです。資源の危機的な状況については文字通りひとことも言及していませんでした。