2020-01-01から1年間の記事一覧

正月休みの予定

正月休みはこれを読みます。

一刻も早く原告勝訴判決を

火曜日 -朝日新聞DIGITAL 2020年12月15日 「再審で無罪、命の残りは2カ月 「真実に誠実」語る決意」(アーカイブ) 今年、一番衝撃を受けたニュースの一つになるでしょう。 告げられた命の残りは約2カ月、最期まで声を上げる――。1967年に茨城県利根町布川(…

袴田事件再審請求、高裁へ差し戻し

水曜日 【速報】袴田事件、最高裁が東京高裁の再審請求棄却を取り消し、審理を東京高裁に差し戻しました!やった~~~!! — かもん弓(鴨志田 祐美) (@kamo629782) 2020年12月23日 袴田さんの年齢を考えれば再審開始の決定を下すべきでしたが、最悪の事態…

ヤメ検弁護士の詭弁

月曜日 -朝日新聞DIGITAL 2020年12月12日 digital.asahi.com (archive) 袴田さんの近況を伝えるとともに、再審開始をめぐり静岡地裁と東京高裁で判断が分かれたポイントを詳しく解説しようとした、ありがたい企画です。ただ、識者コメントを“両論併記”にす…

「逃げる司法」ネット配信

日曜日 本日13時からMBS制作のドキュメンタリー「逃げる司法」がネット配信されます。 www.youtube.com www.mbs.jp 再審、裁判のやり直しが行われた2つの事件。1990年に女児が誘拐され殺害された「足利事件」と2005年に再審開始が言い渡された「布川事件」。…

「否認」の深刻さ

木曜日 Election conspiracy theories are self-refuting: Democrats are so devilishly clever that they coordinated multiple states & hundreds of counties to rig the election for Biden; but so stupid & inept that they forgot to rig taking the …

「風物詩記事」で消費される水産資源

金曜日 -日本経済新聞 2020年11月12日 「北海道・鵡川シシャモの漁獲9割減、98年以降で最低に」 スーパー等で「シシャモ」として売られているものの大半は実は「カペリン(カラフトシシャモ)」という別の魚種であり、この記事で言うところのシシャモはもと…

中日新聞の日野町事件連載

日曜日 会員限定記事ですので私は全文を読むことができませんが、ご案内まで。 〈検証・日野町事件〉(上)〜(下) <検証・日野町事件>(上)06年の再審請求棄却、倒錯した論法に批判:中日新聞Web <検証・日野町事件>(中)取り調べ14時間「食事与…

三菱スペースジェット(MRJ)、開発凍結へ

木曜日 -共同通信 2020年10月22日 「国産ジェット旅客機の開発、事実上凍結へ」 うっかりサーバーを解約してしまって消滅した旧掲示板でときおり話題になっていた三菱重工のMRJ改めスペースジェット、ついにこういう結果になりました。 記事では新型コロナウ…

大崎事件第4次再審請求、「事故」現場で進行協議

木曜日 -西日本新聞 2020年10月13日 「事件現場で状況再現 24年ぶり裁判官立ち会い 大崎事件」(アーカイブ) 進行協議が現場で行われたのは、殺人事件ではなく事故死であり、近隣住民により自宅に送り届けられた時点で死亡していた可能性が高い……という弁護…

村木元厚労事務次官インタビュー

水曜日 郵便不正事件で特捜部の強引な捜査により被告席に立たされることとなった村木厚子氏のインタビューが時事通信により配信されています。 -JIJI.COM 2020年09月21日 「「裁判は調書依存と実感」 えん罪防止に制度改革を―元厚労事務次官の村木厚子さん」…

名張毒ぶどう酒事件で証拠の再鑑定に許可

金曜日 -日本経済新聞 2020年9月11日 名古屋高裁が再鑑定許可 名張毒ぶどう酒事件(アーカイブ) 三重県名張市で1961年、懇親会でぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡するなどした名張毒ぶどう酒事件の第10次再審請求の異議審で、名古屋高裁が、ぶどう酒の王冠と…

松橋事件で国賠訴訟提起

月曜日 昨年再審無罪が確定した松橋事件の冤罪被害者が国と熊本県を相手どり国家賠償訴訟を提起した、とのニュースです。 -朝日新聞DIGITAL 2020年9月17日 「松橋事件」で再審無罪確定の男性、国と熊本県を提訴(アーカイブ) この事件でも、自白によれば犯…

鹿児島地検検事正が妄言

金曜日 -NHK NEWS WEB 2020年9月16日 「新検事正が大崎事件に異例の言及」(アーカイブ) 鹿児島地検に着任した検事正が記者会見で大崎事件をめぐる報道に言及した、というニュースです。 内藤検事正は「第3次請求についてはよく知っており、請求を棄却した…

時事通信「 朝鮮人虐殺から97年、記憶の継承に妨害も」

月曜日 関東大震災時の朝鮮人虐殺とその記憶の継承について、時事通信がそこそこ踏み込んだ記事を発信していましたのでご紹介します。 -47NEWS 2020年9月14日 「朝鮮人虐殺から97年、記憶の継承の妨害も 関東大震災直後、官憲の隠蔽で全貌見えず」(アーカイ…

「雪冤」「わたしはやっていない 村木厚子 無罪までの454日」

金曜日 -NHK Eテレ 2020年7月18日 ETV特集「雪冤〜ひで子と早智子の歳月〜」 ディレクターは『獄友』の金聖雄監督。『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』では石川一雄さんと早智子さんの戦いを、『袴田巖 夢の間の世の中』では袴田秀子さんと巌さんの戦いを…

『サンデー毎日』「凶器のクリ小刀は売られていなかった」

日曜日 新型コロナ禍で図書館が利用できない期間が続いたためもう3ヶ月も前のことになってしまいましたが、『サンデー毎日』の5月10・17日号が袴田事件に関する記事を掲載しています。凶器とされたクリ小刀についての新事実です。 クリ小刀については、公判…

「消えた“駿河湾の宝石”ー明日へつむぐ船ー」

月曜日 テレビ静岡制作、地元では5月に放送された「FNS ドキュメンタリー」の「消えた“駿河湾の宝石”ー明日へつむぐ船ー」が関西テレビで今朝未明に放送されていたのを録画。 急激な資源量減少の理由として乱獲以外に「黒潮の流れの変化」と「餌となるプラン…

今年も続く大量虐殺

火曜日 -47NEWS(共同) 2020年7月16日 「ウナギ稚魚が6年ぶり豊漁 昨年4倍超、かば焼き値下がりか」(archive) 見出しが全てを物語っています。「昨年4倍」といっても全盛期とは比べるべくもなく、また何らかの保護策が奏功した結果でもありません。しかし…

「術後わいせつ」事件で有罪判決(追記あり)

金曜日 本件は「自白」のある事件ではありませんが、否認事件の裁判を扱っているという理由で「自白の研究」タグを用いています。 -日経メディカル 2020年月16日 乳腺外科医の控訴審有罪判決、中川会長「体が震えるほどの怒り」 この裁判についてはとりたて…

優生保護法被害訴訟、東京地裁でも請求棄却判決

火曜日 旧優生保護法下で意に反する不妊手術をされた被害者が起こした国賠訴訟については、昨年5月に仙台地裁で原告敗訴(優生保護法の違憲性は認められるも請求棄却)の判決が下りましたが、本日6月30日、東京地裁でも請求棄却という結果になりました。弁護…

再審制度の不備、また顕わに

金曜日 -京都新聞 2020年6月18日 再審棄却の裁判長、高裁抗告審の裁判長に 日野町事件、弁護側「公正さ欠く」 日野町事件の第二次再審請求即時抗告審の裁判長が、第一次再審請求時に大津地裁裁判長として請求棄却の決定を下した裁判官になった、というニュー…

名張毒ぶどう酒事件で新たに証拠開示

金曜日 -FNNプライムオンライン(東海テレビ) 2020年6月5日 “名張毒ぶどう酒事件”で15年ぶり新証拠開示…住民の供述調書9通 弁護団「再審請求の重要な材料」 現場にいた住民の事件直後の供述調書が新たに証拠開示された、との報道です。 その中でぶどう酒の…

大崎事件に関するオンライントークイベント(6月3日)

日曜日 新型コロナ感染症対策で市民運動もオンラインイベントへの対応を模索しています。そうした試みの一つが告知されていましたのでこちらでも紹介させていただきます。 6月3日(水)夜9時からはオンライントーク特別編!弁護団事務局長の鴨志田祐美弁護士…

左右の非対称性について

水曜日 自称中立な人々が右派の失態を否認しきれなくなったときによく持ち出すのがいわゆる「どっちもどっち」です。もちろん、右派であれ左派であれ同じ人間である以上、同じような錯誤を犯すことがあるということはできますが、当たり前過ぎて無意味な言明…

「心の狭い学究」健在なり!

月曜日 先週末に SNS を中心に「検察庁法改正案」に対する異議申し立ての声があがり、新聞やテレビもとりあげる事態になったことはみなさんご存知のとおりです。黒川東京高検検事長の定年を脱法的に延長した際にはこれほどの批判は沸き起こらなかったことを…

「鯛は頭から腐る」を地で行く話

水曜日 -『女性自身』 2020年4月28日 「コロナ専門家有志の会「#うちで治そう」ひっそり撤回に批判の声」 このブログで『女性自身』の記事を引用する日がやってくるとは……。もっとも、『女性自身』は2016年10月4日号が黒川開拓団“性接待”事件に関する平井美…

京都新聞:「<再審巡る法改正>整備遅れ、正義に反する」

水曜日 湖東記念病院事件の再審無罪判決を受けて、京都新聞が司法改革についての意見記事を掲載しています。論点は2つ、証拠開示と検察の抗告です。これは大崎事件弁護団の鴨志田弁護士などがかねてから主張してきたことですが、この記事では日野町事件を引…

大崎事件再審申立報告集会

明日3月30日、大崎事件の弁護団が第4次再審請求の申立をすることになっています。その報告集会が動画配信されることとなりました。 【3.30 大崎第4次再審スタート!】午後1時半からの申立報告集会は新型コロナウィルスの影響で、一般市民が参加する形での開…

大崎事件でクラウドファンディング開始

火曜日 大崎事件・第4次再審請求のためのクラウドファンディングが始まったとのことです。 【大崎事件クラウドファンディング】映画監督の周防正行さんが呼びかけ人となって大崎事件の弁護活動を支援するクラウドファンディングが本日始動しました!第4次再…