『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』


Mycroft: We don't defeat them. We most certainly lose to them.
John: Why?
Mycroft: Because they are right. And we are wrong.

観たのは先週。正月にオンラインで公開されたのを(回線の重さに苦労しつつ)観ていたのだが、なにぶん台詞量が多いシリーズなので日本語字幕で観ると細かなところでいろいろ発見があった。ただ、映画のモチーフに関わる重要な台詞をうまく訳せていない箇所が一つあって、ちょっと残念。
第3シーズンと第4シーズンのつなぎとしてはなかなかよくできていて私はおおいに楽しめた。まあテレビシリーズ観ていない人がいきなり劇場で観ると途中で「何のことやら?」となるだろうけど。


なおタイトルの『忌まわしき花嫁』、それからエミリア・リコレッティという人名は、原作で名前だけが出てくる事件の一つ「リコレッティという外反足の男と、憎んでも余りあるその細君のやったこと」*1からとられている。

*1:深町眞理子訳、創元推理文庫版『回想のシャーロック・ホームズ』収録の「マスグレーヴ家の儀礼書」に登場する。