『お嬢さん』ほか

145分とかなりの長尺なのだがダレないのはさすが。変態だけどw 久しぶりに観たムン・ソリ(脇役で出てくる)の出演作がこれとは。
セリフのかなりの部分が日本語で、それも“日帝時代の巡査”みたいな敵役ではなく、観客の共感の対象となるキャラクターが日本語の台詞を話す。金大中大統領時代の“日本文化開放”がニュースになったのをよく覚えている世代の人間としてはちょっと感慨深い。

安売りしていたブルーレイで。イ・ビョンホンは最初に日本に紹介されたころはさわやかイケメンみたいな扱いだったので、出演作に手をのばすのがちょっと遅れたんだけど、食わず嫌いはいけませんね。

  • 『海にかかる霧』 해무 (監督:シム・ソンボ、出演:キム・ユンソクほか、2014年、韓国)

制作にポン・ジュノが関わっているのだが監督作ではないので見逃していた。やはり安売りしていたブルーレイで。
『チェイサー』『哀しき獣』とキム・ユンソクの出演作を観直したばかりのタイミングで観たのが大正解。顔力が半端ない。しかし怖いのはキム・ユンソクの顔だけじゃない。監督が脚本を担当した『殺人の追憶』同様、実際に起きた事件がモチーフになっているそうだが、劇場で見ておけばよかったと後悔。