「鯛は頭から腐る」を地で行く話

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水曜日

-『女性自身』 2020年4月28日 「コロナ専門家有志の会「#うちで治そう」ひっそり撤回に批判の声」

このブログで『女性自身』の記事を引用する日がやってくるとは……。もっとも、『女性自身』は2016年10月4日号が黒川開拓団“性接待”事件に関する平井美帆さんの記事を掲載した際に買ったことはあるのですが。

「発熱から4日」は自宅待機させ検査を受けさせないという、日本独自のいわゆる“4日ルール”がこれらの事態を招いているのではないかと、批判の声は高まっていたのだが……。4月22日には、専門家会議の構成員で、「有志の会」メンバーでもある日本医師会常任理事の釜萢敏氏はこう発言したのだ。

「4日間様子をみてくださいというメッセージに取られたんですが、そうではない。体調が少し悪いからといって、みなさんすぐ医療機関を受診されるわけではないので、いつもと違う症状が少なくとも4日続いた場合には、今回に関してはぜひ相談をしていただきたい、そういうことでした」

 誰がどう読んでも「嘘つくなよ!」以外の感想が出てきそうにないひどい釈明ですが、考えてみればこの社会は“誤解された”という政治家の言い訳をずっと許してきたわけです。「責任は私にある」とは度々口にしても実際に責任をとったことが一度もない頭(かしら)をいただく鯛が腐りきっているのは驚くに値しない、ということでしょう。