袴田さんの支援団体が静岡地検に申し入れ

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 1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件で死刑が確定した後、釈放された袴田巌さん(87)を支援する複数の団体は18日、再審公判の早期開始や有罪立証の放棄などを求める要請書を静岡地検に提出した。

 袴田さんの再審を巡っては10日、裁判所と弁護団、検察による第1回3者協議があり、検察側は7月10日までに立証方針を示す考えを明らかにした。

袴田事件の「全貌」はともかくとして、有罪か無罪かをめぐる争点はすでに再審請求審における最高裁からの差し戻しと東京高裁の真理において絞り込まれています。広く捜査や原審の問題点を明らかにしたい弁護側とは違って、検察側はまず東京高裁が再審開始を決めた理由をひっくり返さなければどうにもならないわけです。

さらに報道によれば、検察は当初特別抗告する方針だったとされています。特別抗告の期限はたった一週間です。つまり検察は一週間で“有罪立証”の方向性を示すことができると思っていたわけです。どう考えても3ヶ月というのは悪あがきがすぎるでしょう。