今市事件、本田克也元教授らの見解

木曜日

過去にこのブログで2度ほど言及した今市事件について、DNA鑑定で足利事件の再審無罪を導いた本田克也・筑波大元教授らが発言している動画がありました。

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本田元教授が指摘したのは(1)被害者の遺体に付着していたガムテープから女性と思しきDNAが検出されたこと、(2)排除されたガムテープの鑑定結果はコンタミがあったとして証拠から排除されたが、服役囚が真犯人であればそのDNA型は検出可能、(3)被害者が女児であったため性的暴行目的の犯罪=犯人は男という前提で捜査が行われたが、解剖所見はそうした前提を支持していない、といったことです。もうひとりのゲスト、元徳島県系科捜研研究員の藤田義彦氏も、捜査当局は都合のよいときにはコンタミのあった鑑定結果でも証拠とするのに都合の悪いときはコンタミを理由に証拠として出さない、というダブル・スタンダードを指摘しています。