袴田事件再審―恥知らずな検察の立証活動
そもそも静岡地裁の再審開始決定(2014年)に対して抗告したことも、ようやく始まった再審公判で有罪主張に固執したことも恥知らずなのですから、検察の主張の内容が恥知らずでも驚くことはないのでしょうが、それにしてもこの報道には驚きました。
というのも、凶器とされたくり小刀についても捜査当局の“捏造”疑惑がすでに報じられていたからです。
https://apesnotmonkeys.hatenablog.com/entry/2020/08/16/164843
確定判決で凶器と認定されたくり小刀はそもそも当該刃物店で当時取り扱っていなかった、という証言についての『サンデー毎日』の記事について。
https://apesnotmonkeys.hatenablog.com/entry/20180829/p1
「袴田さんがくり小刀を買った」という証言が検察による誘導の産物であった疑いを明らかにした、SBS静岡放送の番組について。
弁護側は刃物店店主夫妻の息子さんを証人として申請すべきでしょう。