拷問を告発した刑事の妻へのインタビュー
少し前に読んだ小説『蚕の王』が題材としていた二俣事件。“拷問王”紅林警部らによる自白の強要を告発した警察官のことも描かれていたが、その妻がまだ存命で秦融氏によるインタビューに答えた記事が公開された。秦融氏は「湖東記念病院事件」を取材した中日新聞の取材チームの一員(中日新聞はすでに退社)。ウェッブの連載「供述弱者を知る」や風媒社刊の『冤罪をほどく “供述弱者”とは誰か」にその経緯は詳しい。
今年の1月から『静岡新聞』が「最後の砦 刑事司法と再審」という連載の一環として二俣事件をとりあげています。その第3回でこの警察官、山崎兵八氏の告発とその後の苦難がとりあげられていました。
静岡県警が自らの過ちを認め山崎兵八氏の名誉を回復するのはいつになるのだろうか。