自白の研究

恵庭事件、再審ならず

日曜日 (自白のない事件ですが、便宜上「自白の研究」タグを用いています) 恵庭事件の第二次再審請求が最高裁によって退けられました。 -北海道新聞 4月16日 「恵庭OL殺人事件、最高裁も再審認めず 第2次請求、特別抗告を棄却」(アーカイブ) なお当ブ…

NNNドキュメント「濡れ衣」

金曜日 今度の日曜日深夜、NNNドキュメントが桜井昌司さんを取り上げます。 今度の #NNNドキュメント 「濡れ衣」~闘い続けた余命一年~制作:#日本テレビナレーション:#石井康嗣殺人の「濡れ衣」を着せられ「29年投獄」された男。闘い続け…ようやく「潔白」…

違法な取り調べで熊本県に賠償命令

木曜日 www.nishinippon.co.jp (アーカイブ) やはりこのケースでも警察の「取り調べで反省を引き出そうとする」姿勢と、それでいて自分たちの誤りは一切認めようとしない体質とが露呈しています。家裁で不処分の判断学だっただけでなく、別の民事訴訟で女…

名張毒ぶどう酒事件で証拠開示要求

火曜日 -朝日新聞DIGITAL 2021年1月26日 「名張事件、証拠開示求める」 弁護団によれば、未開示の証拠が約2千ページ分! もあるとのこと。 ところで、いわゆる「安楽死」について、同意殺人ないし嘱託殺人の違法性が阻却されうる要件を初めて示した判決とし…

方言と虚偽自白

火曜日 昨年の暮、興味深い記事をみかけました。 -朝日新聞DIGITAL 2020年12月22日 「どや」「言えや」自白を導く、方言の迫力 冤罪も生む(archive) 方言は真実の自白を引き出すときもあれば、人権を侵害することもある「両刃の剣」――。岡山理科大准教授の…

正月休みの予定

正月休みはこれを読みます。

一刻も早く原告勝訴判決を

火曜日 -朝日新聞DIGITAL 2020年12月15日 「再審で無罪、命の残りは2カ月 「真実に誠実」語る決意」(アーカイブ) 今年、一番衝撃を受けたニュースの一つになるでしょう。 告げられた命の残りは約2カ月、最期まで声を上げる――。1967年に茨城県利根町布川(…

袴田事件再審請求、高裁へ差し戻し

水曜日 【速報】袴田事件、最高裁が東京高裁の再審請求棄却を取り消し、審理を東京高裁に差し戻しました!やった~~~!! — かもん弓(鴨志田 祐美) (@kamo629782) 2020年12月23日 袴田さんの年齢を考えれば再審開始の決定を下すべきでしたが、最悪の事態…

ヤメ検弁護士の詭弁

月曜日 -朝日新聞DIGITAL 2020年12月12日 digital.asahi.com (archive) 袴田さんの近況を伝えるとともに、再審開始をめぐり静岡地裁と東京高裁で判断が分かれたポイントを詳しく解説しようとした、ありがたい企画です。ただ、識者コメントを“両論併記”にす…

「逃げる司法」ネット配信

日曜日 本日13時からMBS制作のドキュメンタリー「逃げる司法」がネット配信されます。 www.youtube.com www.mbs.jp 再審、裁判のやり直しが行われた2つの事件。1990年に女児が誘拐され殺害された「足利事件」と2005年に再審開始が言い渡された「布川事件」。…

中日新聞の日野町事件連載

日曜日 会員限定記事ですので私は全文を読むことができませんが、ご案内まで。 〈検証・日野町事件〉(上)〜(下) <検証・日野町事件>(上)06年の再審請求棄却、倒錯した論法に批判:中日新聞Web <検証・日野町事件>(中)取り調べ14時間「食事与…

大崎事件第4次再審請求、「事故」現場で進行協議

木曜日 -西日本新聞 2020年10月13日 「事件現場で状況再現 24年ぶり裁判官立ち会い 大崎事件」(アーカイブ) 進行協議が現場で行われたのは、殺人事件ではなく事故死であり、近隣住民により自宅に送り届けられた時点で死亡していた可能性が高い……という弁護…

村木元厚労事務次官インタビュー

水曜日 郵便不正事件で特捜部の強引な捜査により被告席に立たされることとなった村木厚子氏のインタビューが時事通信により配信されています。 -JIJI.COM 2020年09月21日 「「裁判は調書依存と実感」 えん罪防止に制度改革を―元厚労事務次官の村木厚子さん」…

名張毒ぶどう酒事件で証拠の再鑑定に許可

金曜日 -日本経済新聞 2020年9月11日 名古屋高裁が再鑑定許可 名張毒ぶどう酒事件(アーカイブ) 三重県名張市で1961年、懇親会でぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡するなどした名張毒ぶどう酒事件の第10次再審請求の異議審で、名古屋高裁が、ぶどう酒の王冠と…

松橋事件で国賠訴訟提起

月曜日 昨年再審無罪が確定した松橋事件の冤罪被害者が国と熊本県を相手どり国家賠償訴訟を提起した、とのニュースです。 -朝日新聞DIGITAL 2020年9月17日 「松橋事件」で再審無罪確定の男性、国と熊本県を提訴(アーカイブ) この事件でも、自白によれば犯…

鹿児島地検検事正が妄言

金曜日 -NHK NEWS WEB 2020年9月16日 「新検事正が大崎事件に異例の言及」(アーカイブ) 鹿児島地検に着任した検事正が記者会見で大崎事件をめぐる報道に言及した、というニュースです。 内藤検事正は「第3次請求についてはよく知っており、請求を棄却した…

「雪冤」「わたしはやっていない 村木厚子 無罪までの454日」

金曜日 -NHK Eテレ 2020年7月18日 ETV特集「雪冤〜ひで子と早智子の歳月〜」 ディレクターは『獄友』の金聖雄監督。『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』では石川一雄さんと早智子さんの戦いを、『袴田巖 夢の間の世の中』では袴田秀子さんと巌さんの戦いを…

「術後わいせつ」事件で有罪判決(追記あり)

金曜日 本件は「自白」のある事件ではありませんが、否認事件の裁判を扱っているという理由で「自白の研究」タグを用いています。 -日経メディカル 2020年月16日 乳腺外科医の控訴審有罪判決、中川会長「体が震えるほどの怒り」 この裁判についてはとりたて…

再審制度の不備、また顕わに

金曜日 -京都新聞 2020年6月18日 再審棄却の裁判長、高裁抗告審の裁判長に 日野町事件、弁護側「公正さ欠く」 日野町事件の第二次再審請求即時抗告審の裁判長が、第一次再審請求時に大津地裁裁判長として請求棄却の決定を下した裁判官になった、というニュー…

名張毒ぶどう酒事件で新たに証拠開示

金曜日 -FNNプライムオンライン(東海テレビ) 2020年6月5日 “名張毒ぶどう酒事件”で15年ぶり新証拠開示…住民の供述調書9通 弁護団「再審請求の重要な材料」 現場にいた住民の事件直後の供述調書が新たに証拠開示された、との報道です。 その中でぶどう酒の…

大崎事件に関するオンライントークイベント(6月3日)

日曜日 新型コロナ感染症対策で市民運動もオンラインイベントへの対応を模索しています。そうした試みの一つが告知されていましたのでこちらでも紹介させていただきます。 6月3日(水)夜9時からはオンライントーク特別編!弁護団事務局長の鴨志田祐美弁護士…

京都新聞:「<再審巡る法改正>整備遅れ、正義に反する」

水曜日 湖東記念病院事件の再審無罪判決を受けて、京都新聞が司法改革についての意見記事を掲載しています。論点は2つ、証拠開示と検察の抗告です。これは大崎事件弁護団の鴨志田弁護士などがかねてから主張してきたことですが、この記事では日野町事件を引…

大崎事件でクラウドファンディング開始

火曜日 大崎事件・第4次再審請求のためのクラウドファンディングが始まったとのことです。 【大崎事件クラウドファンディング】映画監督の周防正行さんが呼びかけ人となって大崎事件の弁護活動を支援するクラウドファンディングが本日始動しました!第4次再…

『殺人の追憶』と虚偽自白

水曜日 ポン・ジュノ&ソン・ガンホの名コンビによる『パラサイト』がオスカー四冠獲得ということで、記念に。 ポン・ジュノ監督の出世作であるこの映画では、取り調べの様子が詳しく描かれる被疑者が三人登場し、そのうち二人が“虚偽自白”をします。 二人目…

問題点を理解しない誤認逮捕報道

火曜日 どの記事も似たりよったり(警察発表垂れ流しなのでしょう)なので、記事が消えない産経で代表させます。 -産経新聞 202年2月8日 「公然わいせつ容疑、男子大学生を誤認逮捕 警視庁」 (……)緊急配備中の同署員が近くで背丈や服装などが目撃証言と似…

関テレ「報道ランナー」で湖東記念病院事件特集

金曜日 関西テレビの夕方のニュース番組「報道ランナー」で湖東記念病院事件の再審がとりあげられることに番組表を見ていて気づきましたので、録画してみました。約16分の特集です。 これまで私が見てきた報道や番組にはなかった(私にとって)新しい情報と…

「ガラパゴスと評されている」ことは認識できても「ガラパゴスである」ことが認識できなくなっている……

火曜日 -毎日新聞 2020年1月22日 「大津園児死傷 地裁、被告の保釈取り消し 論告求刑やり直しの見通し」 このニュースにはさすがに驚きました。「起訴内容を争う」とはいっても事故を起こしたこと自体を否認しているのではなく、先行する報道によれば事故に…

牧野雅子氏インタビュー記事

日曜日 -弁護士ドットコムニュース 2019年12月24日 出口絢「痴漢冤罪の責任は、女性にあるのか? まず目を向けるべきは「ずさんな捜査」の問題だ」 『刑事司法とジェンダー』(インパクト出版会)の著者で先日『痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学』(…

裁判所が虚偽自白の可能性を認定

木曜日 -日経新聞 2019年11月26日 覚醒剤使用、女性に無罪 高裁「虚偽自白の可能性」 判決理由で岩倉裁判長は、一審の弁護人に言われた虚偽の内容を書き留めて覚えた上で、自白をしたとする被告の公判供述を検討。自白に沿う内容とともに「覚える」と書かれ…

大崎事件、第4次再審請求へ

金曜日 -朝日新聞DIGITAL 2019年11月21日 「大崎事件、年度内に第4次再審請求へ 弁護団が会見」 記事から判断するかぎり、原口アヤ子さんの健康状態を考慮してとにかく一刻も早く再審請求を行うことを第一に考えた選択のようです。見つかるかどうかわからな…