さる6月5日、福岡高裁宮崎支部は大崎事件の第4次再審請求即時抗告審で再審開始を認めない決定を下しました。
この決定については弁護側はもちろん、『東京新聞』の社説などが批判しています。
弁護団の反応についてはフジテレビ系列のニュースが弁護団の泉武臣弁護士のコメントを交えて要点をまとめて報じています。
そもそもこの事件に関しては過去に計3度裁判所が再審開始の決定を下しており、その度に検察側の抗告でひっくり返ってきた経緯があります。これだけでも“疑わしきは再審請求人の有利に”で再審開始を指示する十分な理由になるはずです。
そして宮崎支部が依拠した“共犯者の自白”に関しては複数のメディアが被害者の次兄とその息子の肉声(40年近く前に録音されたもの)を公開しています。
そして12日、弁護側は最高裁に特別抗告を行いました。
【ご報告】
— かもん弓(鴨志田 祐美) (@kamo629782) 2023年6月12日
本日、大崎事件弁護団は大崎事件第4次再審即時抗告審決定に対する特別抗告の申立てを行いました。
高裁の決定には、明白な判例違反と、著しく正義に反する事実誤認があり、最高裁はすみやかにこれを取り消して自ら再審を開始しなければなりません。
みなさま、引き続きご支援下さい。 pic.twitter.com/CwysOui6hU
【大崎事件 第4次再審請求 弁護団が最高裁へ特別抗告】
— MBCニューズナウ (@MBC_newsnow) 2023年6月12日
大崎事件の4回目の再審請求で、再審を認めなかった福岡高裁・宮崎支部の決定を不服として、弁護団は、期限のきょう12日、最高裁判所に特別抗告しました。https://t.co/WVboRBHd0b #鹿児島
第3次再審請求では地裁と高裁が続けて認めた再審開始を覆した最高裁が今度は正義にかなった判断を下すのでしょうか。