飯塚事件、第二次再審請求

日曜日 (飯塚事件では「自白」はありませんが、冤罪事件/冤罪疑惑事件を扱う記事には「自白の研究」タグを用いています。) -朝日新聞DIGITAL 2021年7月9日 「飯塚事件」2度目の再審請求申し立て 「新証拠ある」(アーカイブ) digital.asahi.com 確定判決…

姫路郵便強盗事件、再審開始ならず

木曜日 (一貫して自白のない事件ですが、冤罪および再審に関する情報全般を扱うためのタグとして「自白の研究」を用いています。) -MBS 2021年7月1日 20年前の郵便局強盗事件 ナイジェリア人男性の再審請求を『認めず』 大阪高裁(アーカイブ) www.mbs.…

袴田事件支援集会、弁護団が「期待」

月曜日 昨日、6月27日に袴田事件の支援集会が静岡市で開かれたとのことです。 www.at-s.com 最高裁の差し戻し決定については「なんとか最悪の事態だけは回避できた」ということだろうと思っていたのですが、記事によれば「5点の衣類」について「事件直後に(…

否認事件の被害者参加制度

火曜日 Jアノンとしても知られる加藤「陰部論」清隆氏が意味不明なツイートをしていました。 遺族が「アクセルとブレーキを踏み間違えた可能性を当初は否定していなかったが、なぜ供述が変わったのか」に飯塚は「遺族の情に寄り添えば『刑が軽くなる』と説明…

『雪ぐ人』

火曜日 NHK総合の「ブレイブ 勇敢なる者」で2016年11月28日に放送された「えん罪弁護士」が2018年にNHK出版から書籍化された後、今年5月に新潮文庫に(解説:清水潔)。 今村弁護士のスタイルは「疑わしきは被告人の利益に」という原則の主張にとどまらず積…

リコール署名偽造、同じ容疑で再逮捕?

「表現の不自由展・その後」へのバックラッシュに端を発したリコール署名偽造事件で、すでに逮捕されていた4人の被疑者が再逮捕されたとのことです。 www.yomiuri.co.jp (上記記事のアーカイブ) 組織的な犯行、しかも家族ぐるみでの……となれば「口裏あわせ…

講談社編集者、支援者の主張

講談社の元編集次長が妻を殺害したとして起訴されていた事件、高裁でも有罪になっていたというニュースを見落としておりました。 「元編集次長」と書きましたが、実は社は被告人を休職扱いにしており、「元社員」ではないのだそうです。 www.dailyshincho.jp…

大崎事件第4次再審請求審、証人尋問

日曜日 ご存知の通り弁護側の主張は“そもそも殺人事件ではなかった”というものですが、その立証の要となる医学鑑定書の執筆者に対する証人尋問が6月9日に行われるとのことです。 www.news24.jp

『ジャーナリスト#清水潔の仕事』、桜井昌司さんゲスト回

火曜日 『ジャーナリスト#清水潔の仕事』2回目の今回は、「#冤罪 ・ #布川事件」。ゲストは当事者の桜井昌司さん。なぜ冤罪は生まれるのか?体験を元に、刑事司法の問題点に迫ります。動画はこちら▶️https://t.co/5qEspsSd1M…Nドキュ「濡れ衣」はHuluで配信…

湖東記念病院事件国賠訴訟、検察が証拠開示を拒否

木曜日 -関西テレビ 2021年4月16日 「検察は「全証拠」は出せない…証拠は誰のもの? 服役後に無罪が確定した女性が起こした裁判」(archive) もう法改正しかないですね。収集したすべての証拠、操作資料の開示を義務付ける。それこそメモ一枚から。証拠や資…

恵庭事件、再審ならず

日曜日 (自白のない事件ですが、便宜上「自白の研究」タグを用いています) 恵庭事件の第二次再審請求が最高裁によって退けられました。 -北海道新聞 4月16日 「恵庭OL殺人事件、最高裁も再審認めず 第2次請求、特別抗告を棄却」(アーカイブ) なお当ブ…

NNNドキュメント「濡れ衣」

金曜日 今度の日曜日深夜、NNNドキュメントが桜井昌司さんを取り上げます。 今度の #NNNドキュメント 「濡れ衣」~闘い続けた余命一年~制作:#日本テレビナレーション:#石井康嗣殺人の「濡れ衣」を着せられ「29年投獄」された男。闘い続け…ようやく「潔白」…

違法な取り調べで熊本県に賠償命令

木曜日 www.nishinippon.co.jp (アーカイブ) やはりこのケースでも警察の「取り調べで反省を引き出そうとする」姿勢と、それでいて自分たちの誤りは一切認めようとしない体質とが露呈しています。家裁で不処分の判断学だっただけでなく、別の民事訴訟で女…

袴田事件、三者協議始まる

-NHK NEWS WEB 2021年3月22日 「袴田事件再審 東京地裁で3者協議始まる」 www3.nhk.or.jp 注目すべきは、静岡地裁と東京高裁で評価の分かれたDNA鑑定ではなく、「5点の着衣」の血痕の色が争点になる見通し、という点です。 先に最高裁がこの点に関する審理が…

「日本一長く服役した男」

土曜日 なぜか NHK のサイトにきちんとした番組の情報が残っていないので、番組表のスクリーンショットを貼ります。 「日本一長く服役した男」 「仮釈放になってすぐに出てくることができる」という誤解が広まっている「無期懲役」についての問題提起……のは…

毎度の責任転嫁

金曜日 -JIJI.COM 2020年11月24日 「日本海スルメイカ、資源量急減 中国違法乱獲、20年強で4分の1」(archive) 水産資源に関する記事ではよくあることですが、ここでも日本側の乱獲はスルーされています。しかし鮮魚売り場を日常的に訪れていれば、スル…

名張毒ぶどう酒事件で証拠開示要求

火曜日 -朝日新聞DIGITAL 2021年1月26日 「名張事件、証拠開示求める」 弁護団によれば、未開示の証拠が約2千ページ分! もあるとのこと。 ところで、いわゆる「安楽死」について、同意殺人ないし嘱託殺人の違法性が阻却されうる要件を初めて示した判決とし…

方言と虚偽自白

火曜日 昨年の暮、興味深い記事をみかけました。 -朝日新聞DIGITAL 2020年12月22日 「どや」「言えや」自白を導く、方言の迫力 冤罪も生む(archive) 方言は真実の自白を引き出すときもあれば、人権を侵害することもある「両刃の剣」――。岡山理科大准教授の…

正月休みの予定

正月休みはこれを読みます。

一刻も早く原告勝訴判決を

火曜日 -朝日新聞DIGITAL 2020年12月15日 「再審で無罪、命の残りは2カ月 「真実に誠実」語る決意」(アーカイブ) 今年、一番衝撃を受けたニュースの一つになるでしょう。 告げられた命の残りは約2カ月、最期まで声を上げる――。1967年に茨城県利根町布川(…

袴田事件再審請求、高裁へ差し戻し

水曜日 【速報】袴田事件、最高裁が東京高裁の再審請求棄却を取り消し、審理を東京高裁に差し戻しました!やった~~~!! — かもん弓(鴨志田 祐美) (@kamo629782) 2020年12月23日 袴田さんの年齢を考えれば再審開始の決定を下すべきでしたが、最悪の事態…

ヤメ検弁護士の詭弁

月曜日 -朝日新聞DIGITAL 2020年12月12日 digital.asahi.com (archive) 袴田さんの近況を伝えるとともに、再審開始をめぐり静岡地裁と東京高裁で判断が分かれたポイントを詳しく解説しようとした、ありがたい企画です。ただ、識者コメントを“両論併記”にす…

「逃げる司法」ネット配信

日曜日 本日13時からMBS制作のドキュメンタリー「逃げる司法」がネット配信されます。 www.youtube.com www.mbs.jp 再審、裁判のやり直しが行われた2つの事件。1990年に女児が誘拐され殺害された「足利事件」と2005年に再審開始が言い渡された「布川事件」。…

「否認」の深刻さ

木曜日 Election conspiracy theories are self-refuting: Democrats are so devilishly clever that they coordinated multiple states & hundreds of counties to rig the election for Biden; but so stupid & inept that they forgot to rig taking the …

「風物詩記事」で消費される水産資源

金曜日 -日本経済新聞 2020年11月12日 「北海道・鵡川シシャモの漁獲9割減、98年以降で最低に」 スーパー等で「シシャモ」として売られているものの大半は実は「カペリン(カラフトシシャモ)」という別の魚種であり、この記事で言うところのシシャモはもと…

中日新聞の日野町事件連載

日曜日 会員限定記事ですので私は全文を読むことができませんが、ご案内まで。 〈検証・日野町事件〉(上)〜(下) <検証・日野町事件>(上)06年の再審請求棄却、倒錯した論法に批判:中日新聞Web <検証・日野町事件>(中)取り調べ14時間「食事与…

三菱スペースジェット(MRJ)、開発凍結へ

木曜日 -共同通信 2020年10月22日 「国産ジェット旅客機の開発、事実上凍結へ」 うっかりサーバーを解約してしまって消滅した旧掲示板でときおり話題になっていた三菱重工のMRJ改めスペースジェット、ついにこういう結果になりました。 記事では新型コロナウ…

大崎事件第4次再審請求、「事故」現場で進行協議

木曜日 -西日本新聞 2020年10月13日 「事件現場で状況再現 24年ぶり裁判官立ち会い 大崎事件」(アーカイブ) 進行協議が現場で行われたのは、殺人事件ではなく事故死であり、近隣住民により自宅に送り届けられた時点で死亡していた可能性が高い……という弁護…

村木元厚労事務次官インタビュー

水曜日 郵便不正事件で特捜部の強引な捜査により被告席に立たされることとなった村木厚子氏のインタビューが時事通信により配信されています。 -JIJI.COM 2020年09月21日 「「裁判は調書依存と実感」 えん罪防止に制度改革を―元厚労事務次官の村木厚子さん」…

名張毒ぶどう酒事件で証拠の再鑑定に許可

金曜日 -日本経済新聞 2020年9月11日 名古屋高裁が再鑑定許可 名張毒ぶどう酒事件(アーカイブ) 三重県名張市で1961年、懇親会でぶどう酒を飲んだ女性5人が死亡するなどした名張毒ぶどう酒事件の第10次再審請求の異議審で、名古屋高裁が、ぶどう酒の王冠と…