2015-01-01から1年間の記事一覧

自業自得

私はインフレターゲット政策そのものについて否定的なことを言ったことは一度もない、とあらかじめ断っておきますが。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id…

盗聴もしていた静岡県警

毎日新聞 2015年04月11日 袴田事件:取り調べ録音テープに、袴田元被告と当時の弁護士の接見内容か 交通権侵害の恐れも /静岡 「袴田事件」第2次再審請求の即時抗告審で明らかになった新たな取り調べ録音テープについて、袴田巌元被告(79)に弁護士が接…

まるで意味がない上限規制

共同通信 2015/04/02 ウナギ稚魚、上限規制の6割だけ 2月不漁で投入量 「投入量の上限は、前期実績より2割少ない水準で、昨年9月に中国、台湾、韓国との間で初めて合意した」とのことですが、昨今のシラスウナギの漁獲量を考えれば最初から意味がない形…

袴田さん釈放から1年

昨年の今日、静岡地裁が袴田事件の再審開始の決定を下し、同時に袴田さんの釈放を命じました。各社で特集記事が掲載されています。 朝日新聞 ・(上)始まらぬ再審 あと何年 ・(中)獄中48年、取り戻す日々 ・(下)「冤罪なくす」弁護士へ毎日新聞 ・4…

京都地裁で再び無罪判決

昨年12月に京都府迷惑行為防止条例違反容疑事件で無罪判決が出ましたが、今日は強制わいせつ容疑事件で無罪判決が出ています。興味深いことに、同じ裁判官なんですね。 阪急京都線の電車内で痴漢をしたとして京都府迷惑行為防止条例違反の罪に問われた、京都…

大崎事件は第三次再審請求を目指す予定

2月2日に最高裁への特別抗告が棄却された大崎事件の第二次再審請求ですが、弁護団は第三次の再審請求を目指しているようです。 大崎事件第3次再審請求へ向けての集会−再審開始決定を勝ち取るために 日弁連主催の上記イベントの内容は次のように告知されてい…

案の定、骨抜きにされた取り調べの可視化

毎日新聞 2015年03月13日 可視化義務付け:閣議決定 刑訴法改正案、司法取引も導入 「可視化義務付け」と言っても、対象となる事件はごく限られています。 改正案によると、裁判員裁判対象事件などで身柄を拘束されている容疑者の取り調べは原則として全過程…

本末転倒の見本

朝日新聞DIGITAL 2015年3月8日 「外国人実習生「あこがれの日本」で失踪 追い詰められ…」 アジア太平洋戦争中に労働動員された朝鮮人にもっとも忌避された職場の一つが炭鉱で、よりマシな職場を求めて逃亡するケースが多発したとされます。それどころか「人…

氷見事件国賠訴訟、一部勝訴

日本経済新聞 2015/3/9 氷見冤罪で県に賠償命令 富山地裁、国への請求は棄却 富山県氷見市で2002年に起きた強姦事件で再審無罪となった柳原浩さん(47)が、違法な捜査で逮捕、起訴され、約2年間の服役を強いられたとして、国や県に約1億400万円の損害賠償…

まずは「矛盾」だという認識からただそう

すでにブクマした件ですが。 日本経済新聞 2015/3/3 「「魚の養殖」が増えるほど、天然魚が減る矛盾 」 アジアを中心に、魚の生産量は右肩上がりで増えている。昔ながらの漁業による天然魚の漁獲高はこのところ横ばいで推移しているが、この数年で養殖による…

大阪府警が自白強要

朝日新聞デジタル 2015年2月24日 「違法な取り調べで苦痛」無罪判決の男性が提訴 大阪 大阪府警による違法な取り調べで精神的苦痛を受けたとして、傷害事件で無罪判決が確定した堺市の男性(81)が24日、府警を所管する大阪府に200万円の慰謝料を求め…

もう「異変」という認識を改めよう

産経WEST 2015.2.20 「異変!春呼ぶイカナゴ漁、過去最低の予想、産卵量は平年の1割か」 播磨灘と大阪湾の春の風物詩、イカナゴのシンコ(稚魚)漁の解禁を前に、県立農林水産技術総合センター水産技術センター(明石市)は、今年の漁況予報を発表した。播…

期待した私がバカだった。

先日ツイートしたニュース、FNN のサイトに上がってました(こちら)。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagName(s)[0], t = window.twttr || {}; if (d.getElementById(id)) return t; js = d.createElement(s); js.id …

袴田事件、取り調べの様子が一部明らかに

袴田事件の取り調べを録音したテープが事件から半世紀も経って「偶然」見つかったと検察が称している件ですが、その内容の一部が報じられています。共同通信の7日の記事では「容疑を否認する袴田さんを泣き落としながら調べる内容が含まれていた」とされてい…

『それでもボクはやってない』モデル男性が再審請求

弁護士ドットコム NEWS 2015年02月05日 「15年前の痴漢事件「やってない」と再審請求――周防正行監督が「再現ビデオ」制作」 再審請求それ自体については裁判所が適切な判断を下すことを期待しますが、記事を読む限りでは「被害事実はあったが、犯人は別人」…

天然資源に関わる慣習はいい加減見直すべき

皆さんご承知の通り、節分を控えて冷凍のイワシが大量にスーパー等の店頭に並んでいます。土用の丑の日のウナギ同様、この時期の大量消費に備えて大量に冷凍されていたことがわかります。イワシの資源量の増減には「レジーム・シフト」と呼ばれる気候・海洋…

米で半世紀前の有罪判決を無効に

(「虚偽自白」が関わっていない事件を取り上げていますが、冤罪を扱うエントリ一般のタグとして「自白の研究」を用いています。) 時事ドットコム 2015/01/29 「白人席座り込みの黒人、有罪無効に=54年ぶり名誉回復−米南部」 【ニューヨーク時事】米国で…

狭山事件で検察保管証拠リストが開示

東京高検が、狭山事件に関して検察が保有している物的証拠全てのリストを開示した、とのことです。 弁護団によると、東京高検が22日に証拠品279点のリストを開示した。うち石川さんが書いたとみられるはがきなど44点は、存在が明らかにされていなかっ…

恣意的捜査疑惑に全く無批判な報道

47NEWS 2015/01/20 「全国展開のデリヘル店摘発 「写真と違う」苦情相次ぐ」 警視庁保安課は20日までに、売春防止法違反(周旋)の疑いで、全国21都道府県にデリバリーヘルス店を展開する「サンキューグループ」の創始者で会社役員の吉田浩二容疑者(6…

「ガレキの街の明暗 誰のための復興か」

NNNドキュメント'15 の「阪神・淡路大震災から20年」シリーズ第2弾は「ガレキの街の明暗 誰のための復興か」。 阪神・淡路大震災から20年。最近、神戸で耳にする「復興災害」という言葉。行政主導の都市計画が街の「復興」を妨げているという皮肉をこめた言葉だ…

名張毒ぶどう酒事件、弁護側が特別抗告

去る9日、名古屋高裁は名張毒ぶどう酒事件の再審請求に関して死刑囚側の異議を棄却しましたが、弁護団は14日に特別抗告を行っています。 名古屋高裁の判断について、東京新聞の社説は次のように批判しています。 触らぬ神にたたりなし、ということなのか。検…

名張毒ぶどう酒事件異議申し立て、9日に決定

棄却されていた名張毒ぶどう酒事件の第8次再審請求について、弁護団は昨年6月に異議申し立てをしていましたが、これについての決定が来る1月9日に下ることが、昨年末に明らかになっています。 三重県名張市で1961年、女性5人が死亡した名張毒ぶどう酒事…