大阪府警が自白強要

 大阪府警による違法な取り調べで精神的苦痛を受けたとして、傷害事件で無罪判決が確定した堺市の男性(81)が24日、府警を所管する大阪府に200万円の慰謝料を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 訴状によると、男性は2013年9〜11月、知人を殴って負傷させた疑いで西堺署(堺市)の任意の事情聴取を受けた際、巡査長から「やりましたって一言言うたら、すぐ済む話やで」「命令に答えろ、あほ」などと言われ、自白を強要されたと主張している。

起訴猶予や執行猶予付き判決が予想されるような類型の犯罪捜査において、この「やりましたって一言言うたら、すぐ済む話やで」による虚偽自白はかなり起こっていると考えねばならないでしょう。