アメリカウナギ、日本に大量に流入か

金曜日

さして重要でもない話題に延々と時間を割くテレビのニュース価値判断に対する批判はSNSでちょくちょく見かけるが、先日「高島屋のケーキ」問題とともにウナギの産地偽装を「どうでもいいニュース」扱いするツイートを見かけてちょっと渋い顔になった。今月はじめのニュースで絶滅が危惧されるアメリカウナギの稚魚が日本に輸入されている可能性を指摘するものがあったからだ。

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当該ツイートの投稿者が見かけたニュースがこの件だったかどうかも不明だし、いま現在この問題がガザ情勢や自民党の裏金問題を差し置いて報じられるべきものだとも言わないが、それでもウナギ問題は日本における生物多様性への関心の低さを象徴するものではある。正しく扱われるのであれば決して「どうでもいいニュース」ではない。

高島屋のケーキ」だって“老舗百貨店の不始末”で終わりにするのではなく特定の時期に特定の食品の大量消費を煽る商法の問題としてとりあげればウナギを含め多くの問題に結びつくテーマになりうるはずなんですけどね。