新型コロナがウナギへの脅威に?

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月曜日

-毎日新聞 2021年7月22日 「コロナ下でウナギ店への衣替えが相次ぐ理由」(魚拓

客数が減ったのを単価の高さと持ち帰り需要で補うために和食店がうなぎ料理店に業態を変化させる例が相次いでいる、という記事です。

 近年高騰していたウナギそのものの価格の下落も呼び水となっている。東京都中央卸売市場では5月時点で前年同月より16%安く取引されており、最近のピークだった18年と比べると2割安い。養殖池で育てるニホンウナギの稚魚で、主に川で取れるシラスウナギの漁獲量が回復しているためだ。多くが今夏に出回る20年の漁期には国内だけで17・1トンが取れ、歴史的な不漁だった19年漁期の3・7トンから大幅に回復した。

 上記のように漁獲量への言及はありますが、主眼はあくまで価格の低下におかれており、17.1トンという数字がピーク時の10分の1にも満たないことには触れていません。末尾の専門家コメントも「コロナ収束後もウナギ人気が続くかどうかは不透明で、稚魚の漁獲量次第では仕入れが難しくなる恐れもある」というもので、経営への影響しか考慮していないものです。