「消費者への影響は少ない」規制に意味があるのか?

見出しを見た時点では「おお!」という感じだったのだが、記事本文を読むと……。

 日本海などを含む広義の中西部太平洋の幼魚の漁獲量は、日本漁船分は02〜04年平均が8015トンだったため、日本の半減目標は約4千トンになる。12年は94年以降もっとも少ない3815トンだったため、目標を下回っている。


 ただ、漁獲量は年によってばらつきがあり、11年は半減目標を上回る9127トンだった。水産庁は、地中海や南半球など中西部太平洋以外でとれる同等のマグロも多いため、消費者への影響は少ないと見ている。

要するに、規制とは無関係に不漁だった年を基準にしてそれくらいは獲れるようにしよう、という“規制”であるわけです。獲ったマグロは人間が食べていて、かつマグロの最大の消費国は日本であるわけですから、日本の消費者に「影響」が出ないような“規制”に十分な効果があるとは思えないんですけどね。