『報道特集 元刑務官が証言・・・死刑囚最期の言葉』

昨日(2月9日)のTBS『報道特集』で「元刑務官が証言・・・死刑囚最期の言葉」なる特集が。印象に残る死刑囚について元刑務官や元教誨師らに取材。また、免田栄さんも登場。月曜日にBSのTBSニュースバードで再放送されるとのこと。
「従容として刑場に向う死刑囚」「深い悔恨を示す死刑囚」の思い出を視聴者に呈示して、死刑制度について問題提起する……という、まあありがちなフォーマット。そのフォーマットの範囲で視聴すれば非常に印象的な証言が紹介されているのだが、ちょうど冤罪の可能性を強調する死刑廃止論には「じゃあ、冤罪の可能性がないケースなら死刑でもいいのか?」という反論があるように、「全然反省しない死刑囚なら執行していいのか?」というはなしにつながってしまいかねない、というところに注意は必要だろう。