「イノセンス・プロジェクト」についての番組、放送予定

以前に当ブログでも言及したことのある、アメリカの「イノセンス・プロジェクト」についてのドキュメンタリーが明日放送されます。

  • NHK BS1 2011年2月10日 木曜 午後11:00〜11:50 「冤(えん)罪から救出せよ 〜アメリカ無実プロジェクト〜」

アメリカで今、えん罪を解明する活動が大きなうねりとなっている。過去38年で2百数十人が無実であることが明らかになった。(うち死刑囚は130人以上)。えん罪からの救出に大きな役割を果たしてきたのが、各地に生まれた民間の活動「無実プロジェクト」だ。大学のロースクールを拠点に、弁護士である教員と法律家を目指す学生たちが取り組む。なぜ誤判が起き、無実の人が投獄されるのか?ウィスコンシン州の無実プロジェクトの活動に1年以上カメラを据え、えん罪の実像に迫る。
強盗・殺人未遂で事実上終身刑となったバンデンバーグさん。無実プロジェクトは何年もかけ、彼を犯人と特定した被害者の目撃証言に信用性が無いことや、別の受刑者が自分の犯行だと告白していることなどを突き止めてきた。2010年8月、ついに再審開始を勝ち取る。バンデンバーグさんは14年ぶりに刑務所を出て、息子の家で暮らせることになった。一方、11年前プロジェクトが最初に救出したオチョアさん。司法制度を正したい思いから、勉強して弁護士となった。虚偽の自白を強いられたオチョアさんは体験をもとに、無実プロジェクトの学生たちに、冤罪を引き起こす捜査の問題を語り伝えている。
(http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/110210.html)