狭山事件再審請求で検察に証拠開示勧告

 埼玉県狭山市で1963年、女子高校生が殺害された「狭山事件」で、強盗殺人罪無期懲役が確定し、仮釈放された石川一雄さん(70)の第3次再審請求を巡り、東京高裁(門野博裁判長)は16日、検察側に証拠開示を勧告した。対象は(1)殺害現場とされる雑木林で血痕の有無を調べた報告書(2)雑木林近くにいた男性の証言に関する捜査記録(3)石川さんの筆跡鑑定に使われた文書(4)石川さんの取り調べ時のメモ−−など。狭山事件の再審請求で、証拠開示勧告は初めて。

布川事件の再審決定に続いて、もっとも有名な冤罪疑惑事件の一つである狭山事件にも進展が。
関連エントリ:http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20090831/p1 http://d.hatena.ne.jp/apesnotmonkeys/20090907/p1
いずれ捜査段階での“自白”についてもとりあげる予定である。