「母は死刑囚〜息子が語るもう一つの和歌山カレー事件」

  • MBS「映像'17」 2017年6月25日(日) 深夜(26日未明)0時50分〜 「母は死刑囚〜息子が語るもう一つの和歌山カレー事件」

和歌山毒カレー事件も再審請求中(和歌山地裁が請求を棄却した後、弁護側が即時抗告)の事件ですが、なにぶん主たる争点であるヒ素の同一性の問題についての双方の主張を検討することは私の能力を超えるため、当ブログではほとんど取り扱ってきませんでした。自白もないため、「自白の研究」タグではなく[政治・社会]を用いることにしました。


当時のメディアスクラムや被疑者宅への落書きなどの映像が、あらためて当時の日本社会の異常な反応ぶり(その頂点が被告人の自宅への放火)を思い出させます。林死刑囚の息子が番組の最後に漏らした「振り返ると、けっこう散々な人生」という言葉を否定できる人間はいないでしょう。この社会が4人の子どもたちに対して犯した“罪”はいまだ検証を待っていると思わざるを得ません。