放送予定「映像'16」
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青木さんは、1995年に起きた自宅の火事で小学6年だった長女・めぐみさんを亡くした。50日後、内縁の夫とともに保険金目的でめぐみさんを殺害したとして逮捕され、無期懲役囚として刑務所に送られた。
有罪判決の柱となったのは「自白」だった。無実を訴える一方で、青木さんは犯行を認める「自供書」を書いていた。ところが火事から20年近くたって、青木さんらを取り調べた警察官の「取調べメモ」の存在が明らかになった。そこには、密室の中、体調不良を訴える青木さんに、娘を火事から救わなかったことを執拗に責めるなどして精神的に圧迫し自白を迫る取調べ官の姿が克明に記されていた。事件は「推測に基づく取調べ官の誘導」により作り上げられたものだったのだ。
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番組では、どのようにしてえん罪がつくられたのかを多くの裁判資料やの当事者の証言で明らかにする。そして、えん罪が1人の女性だけでなくその家族の人生にどのような影響を与えたのか。日本の司法が犯した罪の大きさを問う。
(http://www.mbs.jp/eizou/)
同番組では、最新無罪判決前の昨年12月20日にも東住吉事件をとりあげています。
http://www.mbs.jp/eizou/backno/151220.shtml