「誰も『昔はどうだったか』を気にしないんだ」
gansyu さんに教えていただいてみた番組、「ガイアの夜明け」の感想ツイートがまとめられております。
http://togetter.com/li/331747
ポーリーは、一般の人々が自分で買って食べている魚のことをほとんど知らないのも問題だと考えている。「市場に魚があふれているから、誰も『昔はどうだったか』を気にしないんだ」と、ポーリーは少し前に運ばれてきたハリバット料理を前にして言った。「だから、状態はそれほど悪くないと思っている。でも、本当はそうじゃない。いまは『危機』なんだ。危機が迫っているんじゃなくて、今ここに危機があるんだ――」。
(G・ブルース・ネクト、『銀むつクライシス 「カネを生む魚」の乱獲と壊れゆく海』、早川書房、209ページ)
ウナギについても同じことが言えるのかもしれません。しかし鮮魚売り場で「昔はどうだったか」を思い出せば、いくつかの魚種については素人でも危機的な状況を理解することができます。
なお「ポーリー」とは漁業学者、ダニエル・ポーリーのことです。昨年 HNK BS プレミアムで放送されたドキュメンタリー、「海から魚が消える日」にも登場していました。