『プレデターズ』ほか(少々ネタバレ気味)
先々週くらいに『アイアンマン2』を観て、今週の頭に『プレデターズ』を観たんだけど、いずれもレイトショーなので家に帰ったらその日は酒飲んで終わり……という具合でエントリ書きそびれていて、そもそも義務じゃないのに「書かなきゃ」という強迫観念にとらわれるくらいなら「映画」なんてカテゴリー廃止しちゃえばいいのにと思いつつ、手抜きモードで。
『バットマン』の新シリーズについてもそうだけど、『アイアンマン』シリーズでもスーツのDIY的製作過程に燃える人がけっこういるみたいなんだけど、私の場合は「嘘くせー、お前ら大金持ちなんだから雇用拡大に繋がるような作り方しろよ」とか思ってしまう方だ、ということがわかった。
『プレデターズ』の方はロバート・ロドリゲスが絡んでいるというのでより期待度が高かったんだけど、とりあえず期待には応えてくれました。エイドリアン・ブロディって、私にとっては『サマー・オブ・サム』のパンク兄ちゃんのイメージが強いんで「これは意外性を狙ったキャスティングか?」と思ってたんだけど、きっちりタフガイな体つくってるんですね。このあたりが邦画とはまるで違うところで。
でも、やはり観ていて気になったことがある。雑誌等で情報を得ている方はメンツの中に「ヤクザ」が含まれていることをご存知だと思うけど、彼はオリジナルの『プレデター』におけるネイティヴ・アメリカンの兵士ビリーに相当する役所なんですよ、ほとんどの人間にとって予想可能なことですけど。要するにコーケイジャン*1には「合理的」という属性を与え、有色人種に「非合理的だけど別の意味で魅力的」な属性を与える、という図式はきっちり継承されとるわけです。
*1:この単語をなぜか「コーカシアン」とカナ表記する自称英語話者がいましたな、そういえば。