「検証 昭和報道 ロッキード事件」第1回

2月12日の夕刊に掲載された第1回には、チャーチ委員会の首席法律顧問で、田中角栄の名前をクラッター(ロ社東京事務所代表)から引き出す質問をしたレビンソン氏が登場。

 ロ事件発覚の発端はウォーターゲート事件だった。捜査の過程で米航空機メーカー「ノースロップ」からニクソン大統領側への違法献金が摘発され、それをきっかけに、ロ社が外国の政党や公務員にカネを払った疑惑が浮上した。

事件発覚のきっかけが違法献金捜査だったことについては、06年7月23日に読売新聞が報じている。ニクソンロッキード社の関係では、ロ社が経営危機に陥った際ニクソン政権が緊急融資に特別保証を与えた一件が有名。
同日朝刊では大勲位のもみ消し要請が報道されたわけだが、今後の連載で追求しきれなかった児玉ルートについてどれくらい触れるのか、注目したい。