公約

記者会見を記者クラブに所属しないジャーナリストにも開放する、という民主党の約束が反故にされたのか? という件。これについては「最初が肝心じゃないか」という批判にも「初日からなにもかもきちんとできるわけないだろ」という擁護論にもそれぞれ一理あるように思えて、まあ今後に注目ですなというところなのだが。しかしマニフェスト(およびマニフェストには盛り込まれなかった準公約的なもの)についての各種報道とかネットの反応とかをみていると、結局みんな関心があるのは「公約を守るかどうか」ではなく「自分の気に入る政策がとられるかどうか」の方だよね、と。「マニフェストにこだわるな」みたいなことがもうすでに公然と言われてるわけで。まあしかしそれも無理はないというか、そりゃあ「首相の靖国参拝を毎年実現します」とか「歴史教科書から日本の近現代史についての否定的な評価を含む記述を根絶します」なんて公約した政党が選挙で勝った場合、私にすればそんな公約守ってもらった方が困りますわな。立場が逆なら「閣僚の靖国参拝はしません」「戦争責任、戦争犯罪についての歴史教科書の記述を充実させます」なんて公約は守って欲しくないだろうし。