テレメンタリー2019「視界不良~揺れる商業捕鯨再開~」

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月曜日

-テレビ朝日系列 テレメンタリー2019 2019年8月18日 「視界不良~揺れる商業捕鯨再開~」

30分枠の番組ですが、商業捕鯨の再開が当事者置き去りの意思決定で行われたことがよくわかる内容でした。

鯨料理専門店の店主は調査捕鯨から商業捕鯨に切り替わることで「流通量を確保できるかわからない」「市場の混乱が懸念される」と「商業 is what!?」な発言。肉質の面では南極海での調査捕鯨で捕ったものの方が好ましいと身もふたもないことまで。

共同船舶の社長も「市場がないのになんで捕鯨をやるのか」と疑問を呈されたら「其の通り」だ、と。さらにそもそも日本のEEZ内では「どの時期にどこへ行って何をとるか」という点についてまったくデータがない、と。長年「調査捕鯨」をやっていながら日本近海での資源状態についてろくにデータがなく、再開後最初の商業捕鯨船の出港直前まで漁獲枠が決まらない、いざ決まったら昨年の調査捕鯨の実績から4割減(頭数ベース)という体たらく。商業捕鯨ではなく政治捕鯨ですな、こりゃ。