絶滅危惧種を「人間ドラマ」のネタにするメディア
昨日、テレビ東京(関西ではテレビ大阪)で「http://www.tv-tokyo.co.jp/maguro_2016/:title=洋上の激闘!!巨大マグロ戦争2016]」なる番組が放映されていました。正月を前に憤死したくないので見ませんでしたが。
マグロに命を賭けた凄腕漁師たちの飽くなき挑戦に密着!長崎壱岐、青森深浦、沖縄久米島、日本各地から凄腕マグロ漁師が大集合!巨大マグロとの格闘と人間ドラマは圧巻!
壱岐のマグロ漁が一本釣りで行われるのはマグロ資源への配慮でもあるのですが、そこのところはちゃんと紹介されたんでしょうかね。番組公式サイトの内容案内から判断するとされてないっぽいですね。なんせ〆が「安くて美味いマグロの名店も数々紹介!テレビ初登場の隠れた名店から、赤字覚悟!大盛りトロ丼300 円の激安店まで」ですから。
そこまで「ドラマ」が好きなら、マグロの一人称視点でつくったらどうですかね? 主人公は幼魚の時に巻き網で捉えられ、養殖場で「近大マグロ」にされそうになる。台風に乗じてなんとか逃げ出し、ようやく最初の産卵期を迎えて産卵場に向かったら、またしても巻き網で仲間ともども一網打尽に! エンドタイトルは廻る寿司のレーンをバックに。