「言い訳」対決、果たして軍配は……?

 児童の母親らへのセクハラ行為で処分された大阪市立小の民間出身の男性校長(59)=更迭=が、セクハラの意図を否定する顛末(てんまつ)書を提出していたことが、市教委への情報公開請求で分かった。英国のスパイ映画を引き合いに、保護者から情報を得るため気を引く「007の様な行動」をしてしまったとも記している。この前校長は現場復帰を前提に研修中だが、市教委内には反省を疑問視する声がある。
(http://mainichi.jp/select/news/20131012k0000e040142000c.html)

契約記者から相談を受けた周囲の女性が、小境氏の行状を記した「連判状」のようなものを作成し、親会社の朝日新聞社に提出。社内調査の結果、小境氏のセクハラやパワハラに関する証言が続出したが、小境氏は「セクハラではなく恋愛関係。ただそれが複数だっただけ」などと抗弁したという。だが、小境氏は10月2日を最後に編集部に姿を見せていないといい、この時点で更迭されたようだ。
(http://www.j-cast.com/2013/10/09185761.html)

橋下市長肝煎りの「公募」で採用された校長と『週刊朝日』編集長という因縁の対決ですが、軍配は今回も橋下市長に上がったようです。「百歩譲って、仮にその言い訳が掛け値なしに本当だとしたら」で考えれば、後者は「まあ、あとは当事者間の問題ですかな」という言い訳しかできなかったのに対し、前者はセクハラとはまた別の意味で校長にあるまじき行為を言い訳のネタにしているからです。さすが、というべきなのでしょうか。