いまさらなにを

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091125/stt0911251106000-n1.htm
「科学技術振興や教育はコストではなく投資だ。コストと投資を一緒くたに仕分けするのはあまりに見識を欠く」と「自民党本部で開かれた同党文部科学部会」で発言するのはいいんだけどさぁ、それって10年前、20年前に言っておくべきだよな。あと、仕分けの場でプレゼンする側に「歴史の法廷に立つ覚悟」があるとはまるで思えなかった。はした金ではなく、別の分野にまわせば何年にもわたって懸案を解決できるってケースもある規模の額なんだから、「出せ」と言う側がまずは「歴史の法廷に立つ覚悟」をみせないと。「投資だ」っていうならそれこそ投資に対するリターンはどうなの? と反問されても文句は言えないはずなのだが。
仕分けの公開を(内実はともかく公開したこと自体は)肯定的に評価する意見もある一方、特に前半戦段階では「劇場型」とか「ポピュリズム」と批判する声もあった。しかしそれを言うならスパコン予算の復活(もし復活したら、だが)もまたポピュリズムじゃないの? 「スパコン」というわかりやすいタマがあったからメディアが飛びついただけで。


http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091126ddm001010019000c.html
江崎センセもお出ましですか。就学時の遺伝子検査という発想も「教育はコストでなく投資」ってところから出てくるんかね。