羊頭狗肉? それとも・・・・・・

今週発売の(新聞・論壇誌系)週刊誌はもちろん選挙ネタのそろい踏みなのだが、『週刊新潮』(9月10日号)のそれがなかなか興味深い。「われら衆愚の選択」というタイトルを新聞広告で見かけたのでてっきり民主党首脳や話題の民主党議員をとりあげるのかと思ったら・・・。

われら衆愚の選択
▼党員から恨み骨髄「麻生太郎」総理が「コペンハーゲンに行く」
▼「土下座電話」を憮然と叩き切った「中川昭一」前財務相
自民党借金80億円の「連帯保証」を心配する「久間章生」元防衛相
▼「片山さつき」失職で新築「イエローハウス」が気に掛かる
▼消える「山崎拓」元副総裁と一緒に派閥が溶けて消えていく!?
▼「佐藤ゆかり」がこの日のために用意した「平塚賃貸マンション」
▼「神仏混淆」5つの新興宗教団体に担がれて敗れた「石原宏高」
▼黒い予算折衝「尾身幸次」元財務相に沖縄セカンドライフのススメ
▼「町村信孝」前官房長官が「総裁候補」という油揚げを攫われた
▼夏女「小池百合子」に土を付けた不倶戴天「小林興起」の怨念
▼「ラーメン屋」にならずにすんだ「武部勤」元幹事長の世襲宣言
▼やっぱり「地縛霊」に取り憑かれていた「野田聖子」消費者相
▼「投票率を上げろなんて頼んでない」とキレた「森喜朗」元首相
自民党たった1人の新米議員「小泉進次郎」は町村派で雑巾がけ

という具合でぜ〜んぶ自民党ネタ。「衆愚の選択」の結果落選して大変だ! というわけではなくいわゆる「水に落ちた犬を叩く」系。すると「こんなのが政権与党だったのは(4年前の)衆愚の選択の結果だ」と言いたいのだろうか。まさか(笑)
民主党の勝利を見越して「われら衆愚の選択」という枠を設定しておいたが、いざふたを開けてみると新潮の予想を上回る自民の大敗で民主党のネタは扱う気にもなれなかったのか、あるいは単に週刊誌的にはこっちの方がおいしいネタだということなのか。