次回、12月5日深夜(6日未明)のNNNドキュメントは1年前に亡くなられた免田栄さんを取り上げるそうです。
放送されたらこの記事に追記します。
(冤罪事件全般を扱う記事のカテゴリーとして「自白の研究」を用いています)
びっくりするようなニュースが入ってきました。
有罪となり服役した3人のうち2人について、検察が有罪判決の取消しを求める手続きをとる、とのことです。理由は警察と検察が2人に有利な証拠を隠していたことが明らかになったため。詳細な報道が待たれます。
司法改革大阪各界懇談会・大阪弁護士会の主催で刑事再審制度に関するウェビナーが今度の11月16日と来年の1月22日に開催されます。詳細は↓から。
https://www.osakaben.or.jp/event/2021/2021_1116.php
もちろん上記の『東京新聞』の記事が指摘しているように、温暖化対策に本気ではない自民党の姿勢の現れとして理解すれば足りるのかもしれない。しかしそれにしても「農家のおかげですか? 農協の力ですか? 違います」なんてことを他ならぬ北海道で発言してしまうセンスは想像を絶する。報道ではもっぱら米に焦点があたっているようだが、温暖化で負の影響を受けている第一次産業従事者の神経も逆なでしているわけでしょう、この発言。
まあ「温暖化にはいいこともある」というのは温暖化否認論の定番の主張ではあるが(「二酸化炭素は農作物の肥料になる」、みたいな)、このひとの地元である九州では従来の品種を育てるのが困難な気温になることを意味する。なにがあっても落選することはないとたかをくくっているからこそできる放言なのだろう。
現在各国が発表している二酸化炭素排出削減計画では不十分、という報告を国連環境計画がまとめた、という報道もあった。
もはや「経済」にとっても、二酸化炭素排出削減に向けたイノベーションを成長の踏み台にするしか選択肢がない段階に来ていることを右派も認識すべきだ。
湖東記念病院事件の国賠訴訟で、国とともに被告となっている滋賀県が原告を“犯人”扱いする主張をしていた、という驚愕のニュースです。記事にあるように東住吉事件の国賠訴訟でも取り調べにあたった元警察官がやはり原告の青木さんを“犯人”扱いする証言をしていますが、こちらはすでに公務員ではない個人の主張で、元警察官に反省がみられないという問題なのに対し、滋賀県がこのような主張をすることの重大さは言うまでもありません。しかもこのような主張をすることを県知事には報告していなかったようです。
すでに確定した再審無罪判決を民事訴訟で裁判所が覆すとはとうてい考えにくく、また百歩譲って捜査に違法性がないと主張するにしても再審無罪判決を否定する必要はありません。冤罪被害者の傷に塩をすり込むかのような振る舞いはより高額な賠償を命じる事由になりかねません。どこからどう見ても無駄な主張をする理由は県警という組織のメンツ以外にはありえず、県警トップの責任が問われるべき事態だと思います。