「レクリエーション」って意味分かってんのかな?(追記あり)



「レクリエーション?してる場合じゃないでしょう。。」とか「遊んでる暇があるなら次の仕事の準備をすればいいのに」といった類いの発言。青狐さんがあえて出典を隠して引用しておられるのでこちらも(見つけたけど)どこの、とは特定せずにおく。
これについては青狐さんが指摘するような、派遣村の活動実態への「無知」も一因だろうけど、そもそも「リクリエーション」が外来語として定着しちゃったためにその原義(というか、このカタカナ語が日本語に登場した文脈)が忘れられてるんじゃないだろうか。例えば『大辞泉』では「レクリエーション」は「仕事・勉学などの肉体的・精神的疲労をいやし、元気を回復するために休養をとったり娯楽を行ったりすること。また、その休養や娯楽。」と定義されているわけで、「レクリエーション」も立派な「次の仕事の準備」のうちですよ。さらに湯浅誠村長の「溜め」に関する所論を念頭において考えるなら、単なる「次の仕事の準備」を越えた射程をもつプログラムとして意図されている可能性だってあるだろう。


追記:ちなみに、このエントリのうち湯浅氏に言及した部分以外は、ブルジョワ自由主義者でかつ一文にもならないもの(例えば思想とか)には興味が無い、という人間でも言いうることに過ぎない。ガチな左翼ならむしろこう言うべき。また「遊び」という視点から考えるなら…ということについてはトラックバックを送っていただいた sumita-mさんのエントリを参照されたい。