「清と濁 イタイイタイ病と記者たちの50年」


6月10日に放送された(再放送6月17日)NNNドキュメント'18の「清と濁 イタイイタイ病と記者たちの50年」、通常の30分枠なのが残念に思える内容でした。

長年イタイイタイ病を取材してきた元記者のこの言葉、他の様々な問題にも通じますね。
ところで、三井金属鉱業を相手取った訴訟で患者側が勝訴した後に出てきた「カドミウム原因説」否認の動きとして紹介されていた『文藝春秋』1975年2月特別号の記事の執筆者が児玉隆也だったので驚きました。そう、74年に「淋しき越山会の女王」を同誌に寄稿、立花隆の「「田中角栄研究−その金脈と人脈」とともに田中退陣のきっかけをつくったとされるフリーライターです。調べてみるとこの「イタイイタイ病は幻の公害病か」が遺作だったようです。