『孫文の義士団』

レンタルDVDを食事時に、数回に分けて視聴。初日は予告編を観ている間に夕食が終わっちまったぜ! 何本予告編入ってるんだよ。まあレンタルだからしかたないけど。
英語タイトルの Bodyguards and Assassins が内容を端的に現わしている。孫文マクガフィンに過ぎないので、辛亥革命について学ぼうとする人にとっては何の役にも立たない映画(笑)
細かいことはどうでもよくて見せ場をきっちりつくれているかどうかが全て、というタイプの映画だが、護衛役をスカウトするパートがややあっさりし過ぎかな、という印象。観客の期待をどんどん高めていくうえで重要なパートなのだが。キャストのなかではトップに名前が挙げられているドニー・イェンの役所は、いかにも「ドニー・イェンのために準備しました」的なキャラで、ぜんぜん魅力的でない。しかしレオン・ライ演じる零落した「若君」のシーンは燃える! ここは2回観た。これだけでもとがとれた。惜しいのは、決戦に備えた身支度シーン(これまた定番)が巨漢の坊主とかぶること。