九電の「協力会社」ってそんなショボいパソコン使ってたのかぁ
- 日本経済新聞 2011/7/7 「九州電力「やらせメール」依頼の全文」
この件についてはすでに報道等で大きくとりあげられているわけですが、やらせ以来メールの全文を読んでその末尾近くの一節に、こういうことをやらかす人間のメンタリティがよく現れていると思いました。
なお、会社のPCでは処理能力が低いこと等から、是非、ご自宅等のPCからのアクセスを御願い致します。
単にメールでメッセージを送るだけでなく説明会の配信映像をチェックしなければならないわけですから、回線速度とマシンパワーが一定の水準に達していないといろいろ差し支えがあるのは確かでしょうが、「会社のPCでは処理能力が低い」? 九電の「協力会社」はそうした作業に耐えないPCを使い続けねばならないほど経営状態が悪いんでしょうか? しかしそうだとすると、その従業員だってそこそこハイスペックなパソコン(およびインターネット接続環境)をもつのは難しいと思いますけどねぇ。
あからさまなインチキを依頼しているくせに微妙なところで責任逃れをしようとする、なんともいじましい発想がよく現れた一節だと言えましょう。