生態観察(追記あり)

飼っている犬や猫を観察していると、「より速く」「より高く」「より遠く」「より長く」等々それ自体を目的とするのはヒトに固有のことなのか、と思わされることがあります。「お前、それ絶対一飛びで行けるだろ」と思うケースでも猫は利用できる迂回路や足がかりがあればきっちり利用するようです。
で、うちの猫は人間の肩に乗るのが好きなのですが、この季節の人間は室内でもニットものを着ていることが多いわけです。ニットにはしっかり爪が引っかかることを学習した猫は決して床から肩までジャンプしたりせず、まずは腰あたりにとりついてよじよじと登ってきます。おかげで、猫が起きている時には外出時にも着るセーター類をうっかり着たままにすることは厳に避けねばなりません……。


追記:前から気になっていたのは「犬や猫が人間の衣服をどのように認識しているのか?」でした。風呂に入る人間を見て「おう、今日も毛皮脱いどる」とか思っているのか? 「人間はえらく毛がはえ代わるのが速いな」とか考えているのか?
昨晩、いつものように一緒に風呂に入って(といっても猫は蓋のうえで暖をとっているのですが)、その後体を拭いていると猫が飛び乗りたくてうずうずしている様子。観察を続けるとジャンプの体勢に入っては中止し、を繰り返します。そこで寝間着代わりのトレーナーを着たところすかさずジャンプしました。どうやら人間の素肌は「手がかり・足がかりに乏しいところ」ないし「爪を立てるとやばいところ」という認識はしっかりあるようです。