東金事件、弁護側は方針変更


東金市の園児殺害事件について、弁護側が責任能力ではなく有罪/無罪を争う方針であるとする報道を以前に当ブログで紹介いたしましたが、12月17日の各社報道によれば公判では責任能力、訴訟能力を争う方針に転換したようです。
その辺りの事情に触れているのが朝日新聞の記事です。

 公判前整理手続きは19回を数えた。手続きの途中で弁護側は、客観的証拠の欠如や捜査段階での自白の誘導の可能性などを指摘し、「犯行の事実はない」として無罪を主張する方針を示していた。


 ところが、今年に入って主任弁護人が辞任。最終的には起訴内容を認めた上で、被告の責任能力の有無などを争う方針になったとみられる。
(http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001012140001)

もちろん「真犯人であれば、取調べの際の誘導の問題は存在しない」というわけではありませんが、やはり問題としての重大さには違いが出てきますので、ご報告申し上げます。