『カティンの森』(DVD)

すでにご覧になった方はご存知の通り、この映画は虐殺の背景(ソ連の意図など)についてはまったく描いておらず、その代わりにおよそ半分の時間を戦後の描写にあてている。虐殺の真実を隠蔽し「記憶の暗殺」をもくろむことが虐殺それ自体に匹敵する犯罪であることが、非常に明快に主張されている。