たったこれだけのことのためにどれだけの年月がかかったことか


各社が報じているが読売の記事で代表させる。

公式確認から54年を迎えた水俣病の犠牲者慰霊式が1日、熊本県水俣市で営まれ、歴代首相で初めて出席した鳩山首相は「水俣病の被害の拡大を防止できなかった責任を認め、改めて衷心よりおわび申し上げます」と謝罪した。水俣病に認定されていない被害者の救済申請の受け付けもこの日から始まり、早速、69人の申請があった。
(後略)

予定されている(集団訴訟での)和解や水俣病被害者救済法の問題点についてはここでは触れないが、戦後の日本が経済成長のために切り捨ててきたものの象徴としての水俣病について、首相が明確なことばを発したことは評価されるべきだろう。