ラミダス猿人「アルディ」お披露目、そして・・・

 アフリカ東部のエチオピアで、約440万年前の猿人(初期人類)の全身にわたる化石を、米カリフォルニア大学や東京大学などの国際チームが発見した。

といっても、今回一挙に全身の骨が見つかったわけではなく。

 この化石は「アルディピテクス・ラミダス」(ラミダス猿人)という種類の人類。東大の諏訪元(げん)教授が1992年に歯を発見し、その後、ほぼ全身の骨の発掘に成功した。


 身長1メートル20、体重50キロ程度の成人女性とみられる。「アルディ」と愛称が付けられた。

その後見つかった化石も含めてほぼ全身分の復元が終わって今回のお披露目、ということのよう。

 全身骨格は従来、エチオピアで74年に発見された「ルーシー」が最古で、約320万年前だった。部分的な化石は、チャドで約700万〜600万年前の頭骨化石が見つかっている。

ということなのだが、このニュースの2日前にはこんな報道が。

 ジョン・レノンさんの息子ジュリアンさんの幼少期の友人。当時4歳だったジュリアンさんが、ルーシーさんを描いた絵を見せ、「ルーシーとダイアモンドが空にいるよ」と説明したことに、レノンさんが曲の着想を得た。ルーシーさんは長く闘病しており、ジュリアンさんが花や手紙を贈って励ましていた。

アウストラロピテクス・アファレンシスの「ルーシー」は、発見されたときにテープレコーダーで流されていた "Lucy in the Sky with Diamonds" にちなんで命名された、というのはよく知られたはなし。