「ザ・スクープスペシャル」で飯塚事件を特集


(追記:このブログでは冤罪問題を特に「虚偽自白」という観点からとりあげるために「自白の研究」というカテゴリをつくっていますが、飯塚事件の場合いわゆる「自白」はなく、その意味では「自白の研究」というタグはミスリーディングです。むやみにカテゴリの数を増やすのもいかがなものかと思い、あえてこのカテゴリに含めることにしました。)


関西では高校野球の雨傘番組だったので半分以上を見逃してしまいました。
8月9日 「ザ・スクープスペシャル 第28弾」

「“第二の足利事件”は国家権力による殺人か!?」


精度の低いDNA鑑定によって17年以上自由を奪われた足利事件菅家利和さん。
一方で、全く同じDNA鑑定が有力な証拠となり殺人事件の犯人とされ、
死刑判決が下り、足利事件DNA再鑑定への動きが固まった直後に、
刑が執行された男がいる。いわゆる「飯塚事件」の久間三千年元死刑囚だ。
彼は死の直前まで一貫して無実を訴え続けていた…。

1992年、福岡県飯塚市で女児二人が殺害された。逮捕された久間元死刑囚は
当初から無実を主張。しかし裁判所は自白も直接証拠も一切ないことを認定しながら、
「状況証拠の積み重ね」によって死刑判決を繰り返した。
ところが肝心の状況証拠についても専門家たちは次々と疑問の声を上げている。
詳細すぎる目撃情報、血液型特定への疑問。そして問題のDNA鑑定…。

番組では裁判で採用された状況証拠を独自に再検証。さらにDNAの再鑑定に
向けて動き出し、「死後再審」を目指す弁護団に密着する。
(http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/)

いずれ番組サイトから動画が配信されますので、それを利用して見ることにします。