どっちが問題だか


以前にも似たような事例があったので「ひょっとして」と思ってはいたのだが。

 3度の日本一に輝いた立命館大アメリカンフットボール部の4年生部員が今年6月、ゲイビデオ6本に出演したことで退部処分になった。大学生のゲイビデオ出演といえば、今月10日にも大阪経済大ラグビー部員2人の出演が明らかになったばかり。実は過去にも多くの有名大の体育会学生が出演発覚や出演疑惑を指摘されてきた。犯罪ではないが、キケンなアルバイトと言えそうだ。
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 出演していたのがゲイビデオだったということも、大学スポーツの関係者たちに衝撃を与えている。だが、その道の人たちにとっては決して不思議なことではないという。同性愛雑誌「薔薇族」の伊藤文学編集長は「体育会の大学生はゲイの世界では昔から圧倒的人気。現役学生がバイトで出演することは珍しくなく、今後も(出演が)なくなることは絶対にない」と話す。
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強調は引用者。まあソースがソースなんで鵜呑みにはできないかもしれないが、ひとまずこの記事を前提として。
「衝撃を与えている」というのが取材対象者のどのような言動を根拠にしているのかこの記事では不明だが、仮にこの点が処分をめぐる判断に影響しているのだとすると大学による処分はいっそう問題をはらんだものだということになる。この記事にはまるでそういった問題意識はないようだが。