「塀の外で見つけた居場所 罪を犯した障害者たち」(追記あり)
- 5月25日午前0時50分〜(24日深夜24時50分〜)、NNNドキュメント'09、「塀の外で見つけた居場所 罪を犯した障害者たち」
罪を犯した知的障害者たち。刑務所を出ても「帰る場所がない」「働く場所がない」…家族から見放され福祉の支援も十分に受けられず、生活に困って盗みや無銭飲食を重ねる者も少なくないという。長崎県雲仙市にある社会福祉法人「南高愛隣会」。障害を持つ元受刑者を、ここ30年の間に約90人受け入れてきた。彼らが地域社会の中で暮らせるよう「自立までの段階を踏んだ住まい」や「働く場」などを用意し自立を促す。無断欠勤などの問題行動があれば、再訓練を行って対応してきた。全国に先駆け長崎でスタートした「“累犯障害者”の社会復帰をめざす支援事業」を追った。
(http://www.ntv.co.jp/document/)
裁判員制度がスタートしたことを思えば、ゴールデンタイムに放送してもらいたい企画ですが。
追記:番組で紹介されたデータは以下の通り。法務省によれば毎年の新受刑者約3万人のうち、知的障害がある、あるいは疑われる受刑者は約7千名。知的障害がある、あるいは疑われる受刑者のうち半数は身元引き受け人がおらず、厚労省の調べによれば(自治体での福祉サーヴィスの受給に必要な)療養手帳をもっている受刑者は6%に過ぎない、という・・・。