カニクイザルが道具使用を子に教育?

京都新聞 3月11日 「母ザル、子に歯磨き「教育」 京大グループが確認」(魚拓

 人の髪を使って歯磨きする野生のカニクイザルの母親は、子どもが見ていると髪を何度も口から出し入れするなど大げさに道具や使い方を見せる教育のような行動をすることが、京都大霊長類研究所の正高信男教授(霊長類行動学)らのグループの研究で分かり、米科学誌「プロスワン」で10日に発表した。


 タイのバンコク北東部に生息するカニクイザルは、人の女性の肩に乗って髪を抜き、両手に持って歯にはさまった食物の断片を取り除く「歯磨き行動」が確認されている。正高教授は人で3歳ぐらいにあたる1歳の子ザルを育てている母ザル50頭の行動をビデオで撮影して調べた。
(後略)

カニクイザルが石で貝などを割って食べることが観察されていたのは知っていたが、まさかデンタルフロスまで使うとは。しかもフロスを自分で調達して(笑) 「教える」こと以前にそっちの方に驚いたよ。